「まあいいか」、という言葉はとても便利な言葉です。何か嫌なことがあっても「まあいいか」と言うだけで、気が楽になるし、クヨクヨせずにすんだりします。そんなポジティブな効果があるので、僕も使います。
しかし、とても便利な「まあいいか」をビジネスシーンで頻繁に使うのは考えものです。そこで今回は「まあいいか」と言う言葉について考えてみました。
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目次
「まあいいか」のメリットとデメリット
まず初めに「まあいいか」を使うメリットとデメリットについて考えたいと思います。
メリット
メリットは以下の様なものがあります。
- 悩みを問題化させない効果がある。
- 問題の先送りが出来る。
- 問題を抱えている心理的負担を軽減できる。
デメリット
デメリットには以下の様なものがあります。
- 根本的な解決がなされない
- その場しのぎにしかならない
- 思考停止が癖になる
このようにメリット、デメリットがある言葉なのです。ビジネスシーンで「まあいいか」が口癖になっている人は思考停止して、問題の根本解決を避け、先送りをするだけになってしまいがちでデメリットの部分が強調されているように感じます。
「まあいいか」、で思考停止する前にやるべきこと
そこで思考停止して先送りするだけにならないよう、ビジネスシーンで「まあいいか」を使う際に気をつけるべきポイントがあります。
それは「まあいいか」の前に30秒だけ真剣に考えることです。
「まあいいか」の怖いところは使い慣れてくると、問題の本質を考えずに、思考停止して先送りすることが癖になることです。
そこで思考停止しないよう、一呼吸おいて30秒でいいから真剣にその問題について考えて下さい。考えた上で先送りするなら先送りにしても構わないのです。
この30秒真剣に考えるというプロセスは脳に問題を刷り込むことになり、潜在的に問題意識を植え付けます。
一旦植え付けられた問題は、日常生活の中で知らず知らずとその問題が気になったり、解決策について考えたりするようになります。そして、ふとした瞬間に解決策が思い浮かんだり、次にその問題に遭遇した時に解決策や回避策が思い浮かんだりします。
こうすることで「まあいいか」で思考停止になるデメリットを減らし、気持ちを楽にしたりポジティブな気分になるといったメリットを効果的に使えるようになります。ビジネスシーンで「まあいいか」が口癖になっている人は、30秒だけでいいので真剣に考えてみましょう。
注)心の状態が良くない人は当てはまらないケースがあります。調子が優れない方は医療機関にすぐに相談しましょう。
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