皆さんこんにちは。
最近山ネタばっかりですが、先日梅雨のあいまの一瞬、天気が良い日があったので陣馬山〜高尾山の低山縦走に行ってきました。
今回は神奈川県の陣馬山という山から堂所山、景信山といった山々の尾根伝いを縦走して高尾山に向かうというコースを歩きました。高尾山といえば、登山者数世界1と呼ばれているぐらい登山者が多い超有名な山ですが、その高尾山をゴールにするというなんとも贅沢(?)な縦走コースです。それでは今回の縦走の様子をレポートしていきます。
目次
いざ陣馬山へ!
陣馬山には複数のアクセスルートがありますが、今回僕が行ったのはJR中央線の藤野駅からバスで和田という終点まで行き、そこから陣馬山に向かうルートです。
このルートの良いところは比較的短時間で陣馬山の山頂までアクセスできることです。今回は陣馬山はゴールではなく縦走のスタート地点なので、陣馬山登頂までに体力をあまり使いたくなかったのでいちばん短時間で登れるコースを選択しました。
朝の7時半過ぎにJR藤野駅に到着しました。
和田行きのバスは8時過ぎ出発のものが始発なのでしばし並んで待ちます。続々と登山者が集まってきて、バスはあっという間に満員になってしまいました。藤野駅を出発して20分ほどで終点の和田バス停に到着します。
和田バス停はトイレがあったり自動販売機があったりします。ここから道路沿いに5分ほど歩くと陣馬山登山口が見えますので、そこから登っていきます。
登山道に入ると、すぐに比較的斜度のある山道が続きます。一の尾根ルートと合流するところまでは比較的きつい山道が続きます。
陣馬山到着
一の尾根ルートと合流すると道幅も広くなり、傾斜も少し緩やかになり、歩きやすい道が続きます。
山頂の直前は若干また登りがきつくなりますが、1時間ちょっとで陣馬山山頂に到着しました。
憧れの白馬のモニュメントを拝むことができて感無量です。前日は雨が降っており、この日の朝もどんよりとした天気だったので景色は期待していなかったのですが、かろうじて富士山も見ることができ、周辺の山々を見下ろすことができてなかなか景色のよい山頂でした。
ここで15分ほど休憩したあとは5.7キロ先の景信山を目指します。山道の5.7キロって結構長いので自分の中では2時間以上はかかるかな、と見積もりながらスタートしました。
景信山を目指して縦走開始
陣馬山から景信山は多少登り下りはあるものの、比較的フラットで道も整備されており歩きやすい道が続くので思いの外、サクサクと進めちゃいます。
ただ、この日は前日の雨で地面がぬかるんでおり、かなり道が荒れてしまっていて滑りやすかったり、泥に足を取られたりと気を使いながら歩いたので、しばらくすると疲労が溜まってきてしまいました。
明王峠についたのが10時30分ごろ。ちょっとした茶屋がありましたがこの日は営業していないようでした。
ここから堂所山はすぐなのですが、途中誤って巻道を通ったときに堂所山をスルーしてしまいまし、堂所山は残念ながら登頂できませんでした。
景信山が近づいてくるとアップダウンが激しくなってきて、かなり下ったかと思えば登りががしばらく続く感じで、心拍があがって少しキツくなってきます。
特に景信山山頂直前の登りはなかなか堪えました。
景信山到着
そしてようやく景信山に到着。到着したのは11時35分。
予定していたよりはかなり早く到着することができました。
景信山山頂は関東平野を一望できてとても見晴らしが良い上に、休憩所、茶屋も充実していて最高でした。
すばらしい景色を見ながら昼食を取り、ゆっくり休んで鋭気を養ってから、いざ最後の高尾山に向います。景信山を出発したのは12時10分頃です。
これから歩いていく尾根を見下ろし、気分を新たに歩き始めます。
最終目的地高尾山へ向かって
景信山から高尾山に向かっては基本は下りが多いのですが、石がむき出しになっているところが所々あって、こちらも前日の雨で滑りやすくなっていて気を使いながらの歩行となりました。
途中ワラーチと呼ばれるサンダルを履いて登山している方がいて、びっくりして履き心地とかを聞いてしまい、少しだけ靴談義をさせて頂きました。山登りをしていると思いがけない出会いがあるのが面白いですね。
その後、大きな変電所のようなところを過ぎると城山茶屋に到着します。
こちらもかなり大きな茶屋となっており、ここでペットボトルを一本補給しました。
この日は蒸し暑くてかなり水分を消費してしまっていたので、念の為、ここで補給しておきました。
景信山から高尾山に向かっては基本的にはあまりキツイ場所は無いのですが、一丁平の少し先からもみじ台までの急斜面の階段が続きます。
すでにかなり体力を消耗している状態でこの登りはかなりキツく、心拍も160近くまで上がってしまい息も絶え絶えになりながらなんとか登りきりました。
そして最後の高尾山直前の階段をヘロヘロになりながらなんとか登り、無事に高尾山に到着しました。
高尾山到着
高尾山山頂に到着したのが、ちょうど14時。景信山からなんだかんだで2時間近くかかってしまいました。
高尾山からは下るだけですが、多くの観光客がいるなかで最後まで下る気力がなくなってきてリフトの誘惑に負けて、最後はリフトでのんびり下山しました。
リフト乗り場までの途中、薬王院を通ったので有名な天狗様の写真を撮影しました。
ケーブルカーもリフトも値段は一緒ですが、リフトの方がアトラクション感が強くて楽しめると思いますよ。
最後にケーブルカーとリフトの駅の写真を一枚。
このあと、高尾山口駅まで歩いていき、帰路につきました。
ここが楽しいポイント!
陣馬山から高尾山まで約11キロの縦走はキツすぎず、適度にハードで歩きごたえのあるとても楽しかったです。このルートの縦走の楽しすぎるポイントを最後にまとめてみました。
- 都心からのアクセスが用意
- キツ過ぎず、適度にハードで歩きごたえがある
- 要所要所に茶屋があり、楽しめる
- 登山者が多く、ときに交流が楽しめる
- 陣馬山、景信山山頂からの景色が素晴らしい
- 疲れたときはリフトやケーブルカーで下山できる
5月の緊急事態宣言解除後はあまり長時間の山行は行っていなかったので、久しぶりの縦走で足腰にだいぶ疲労が溜まりましたが、リハビリがてらにはちょうど良い難易度のコースでした。