マイカー 登山 塔ノ岳 トレッキング private car climb moutain trekking

マイカー登山にチャンレジしてみたよ

僕は年に数回電車で行ける近場の山を登るライトな登山家だ。装備も本格的なものは持っておらず、専用のトレッキングシューズやマウンテンパーカーを用意しているぐらいだ。これまでは登山道までは電車やバスを乗り継いで行く登山をしていたのだけど、この冬初めてマイカー登山をしてみて、その良さや、悪い点に気がついたので、今回はそんな内容を書いてみたいと思う。




目次

マイカー登山とは

世間では他に呼び方があるかもしれませんが、僕が勝手にマイカー登山と言っているのは、登山道入り口付近までマイカーで行って、そこから登山を始める方法のことです。

マイカー登山をした理由

僕が今回マイカー登山をしたのは表丹沢の塔ノ岳です。実は2年前にも塔ノ岳登山をしたのだけど、ライト登山家にとってはなかなかハードな山です。前回は登山開始から登頂するまでに3時間以上もかかり、下山も同様に時間がかかりました。日が傾き始めの頃にようやく登山道入り口までに戻ることができてホッとしたのを覚えています。

今回は再び塔ノ岳に挑戦するにあたって、できる限り朝早く登り始め、明るい時間に戻ってくるための時間的なバッファを持っておきたいと考えていました。その理由は体力と天気次第では裏丹沢の丹沢山や蛭ヶ岳にも挑戦したかったから。

日の出が6時40分ごろなので、その時間から登山を開始したかったものの、自宅からは始発の電車に乗っても登山口のバス停に付くのが7時過ぎになってしまいます。

今思うとたかだか30分程度の違いは大したことなかったのですが、初めて丹沢山に挑戦するにあたって、少しでも時間を稼ぎたいという思いが強くなり、マイカー登山をすることにしました。

マイカー 登山 塔ノ岳 トレッキング private car climb moutain trekking

マイカー登山の結果

朝の6時20分頃に大倉バス停近くの駐車場に到着。靴を履き替えたり、準備運動したり、登山届を出したりして、日の出と同時の6時45分頃から登り始めました。

久しぶりの塔ノ岳でしたが、相変わらず登りがきつく、ハードな登山となりました。今回はスピードを意識してあまり休まず、ペースを上げて登ったせいか、前回より数段キツく感じました。

9時31分に塔ノ岳に到着。前回は3時間以上かかったので、今回は30分近く短縮できたのは良かったのですが、準備不足もたたって、足がプルプルするぐらい疲労してしまいました。

天候は曇り時々雪、という悪天候でお目当ての富士山は見ることができず。10分ほど休んでから遠くに見える蛭ヶ岳を目指して、縦走を開始します。
が、塔ノ岳山頂から20分ほど進んだ段階で雪が凄くなってきたことと、足が攣り始め、登りの階段で足を上げると足が攣る状態になってしまい、登れなくなってしまいました。

せめて丹沢山までは行きたいという思いがあったのですが、天候も悪いし、無理は禁物と思い、せっかく登ってきた道を泣く泣く引き返すことに。

塔ノ岳山頂に戻るまでは登りが何箇所かあり、休み休みだましながら戻りました。塔ノ岳からは基本的には下りのみなのですが、足が限界に達していたので、休み休み、だましだましで下って行ったので、なかなか大変な下山となりました。

そして車に戻り、着替えて一休みしてから帰路につきました。

 

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タイム
06:45 大倉バス停から登山開始
07:28 見晴茶屋
07:56 駒止茶屋
08:12 堀山の家
08:57 花立山荘
09:16 金冷し
09:31 塔ノ岳到着
09:41 塔ノ岳出発
10:03 丹沢山に向かう途中で断念。戻る
10:22 塔ノ岳到着
10:49 花立山荘
11:28 堀山の家
11:47 駒止茶屋
12:19 見晴茶屋
13:10 大倉バス停到着

 

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マイカー登山の良い点

今回マイカー登山をして、これは良いな、と思った点は3つありました。

1.登山道入り口まで行くのが楽

今回は一般道と高速道路を使って登山道入り口までアプローチしたのだけど、早朝ということもあって渋滞にハマること無くスムーズに到着できました。電車とバスを乗り継いで行くより楽に早く着くことができました。体力温存という観点からもとても良かったです。

2.電車やバスの時間を気にしなくて良い

今回は電車、バスで行ける時間よりも早く登り始めたかったので、マイカー登山にしたわけですが、このように一般の交通網の時間以外で登り始めたい場合はマイカー登山はもってこいです。夏の登山は日の出も早いので、マイカー登山は特に向いていると思いました。

3.着替えを持っていけるので荷物が軽いうえに帰りがスッキリ

電車、バスで登山していたときは、下着の着替えを持って登って、下山後着替えてから帰ってました。汗を書いたまま戻るのが気持ち悪かったからです。たいした重量ではありませんが、荷物が重くなるのが嫌だったのですが、マイカー登山の場合は着替えを車に置いていくことができるので、着替えを運ぶ必要がなくなりました。これは楽でした。

また、下山後登山靴を脱いでスニーカーに履き替えると足元もかなり楽になります。

マイカー登山で注意すべき点

基本的には先に書いたようなメリットが圧倒的に大きいので、特にデメリットはないですが、強いて挙げると2点だけ注意点があります。

1.駐車場が空いていなかった場合のリカバリー策を考えておこう

登山道入り口付近の駐車場は登山者に人気の駐車場なので、登山者が多い時期はすぐに満車になってしまう可能性が高いです。また、登山者が利用していることが多いので、回転は悪く、いったん満車になるとすぐに空く可能性は低いです。なので、早く行くとか、満車だった場合、どこに止めるか、などリカバリー策を考えておくと良いでしょう。

2.帰りの運転は眠気との戦い。疲れたら仮眠を取るなど無理しないようにしよう

車で帰れるのはとても楽でありがたいのですが、登山で体力を消耗したあとなので、とても眠くなります。僕も案の定途中何度も眠気が襲ってきたので、高速のサービスエリアで少し仮眠をしました。仮眠をするだけでだいぶ眠気から解放されました。そして、エナジードリンクを購入し、眠気対策を万全にしてから帰りました。

最後に

今回初めてマイカー登山というものにチャレンジしてみましたが、とても便利で登山が一気に楽になりました。マイカー登山であれば、もう少し登れる山の種類も増やせそうなので、2020年は山のレパートリーが増えそうで楽しみですね。