中小企業診断士の研究会は色々といい事があるよ、というお話。

今日は僕の所属する中小企業診断士の研究会の月例の定例会に参加しました。月例の定例会なのであえてネタにすることでは無いのですが、今回は年に一回の新入会員募集の定例会なので取り上げてみました。

中小企業診断士試験に合格すると15日間の実務補習を経て、晴れて中小企業診断士に登録されます。官報にも告示され、これまでの苦労が報われた喜びを噛み締めつつ、国に認められた有資格者として背筋がピンとするような改まった気分になるものです。

でも、診断士として登録が済んだからといって、すぐに診断士活動が出来る人は一握りです。診断士登録前から独立の準備をされていた方や、既に独立されている方はごく少数で、ほとんどの人はゼロからスタートしていきます。そんな多くの新米診断士達は診断士の世界でどう生きて行くかを学ぶべく、何らかの研究会に所属していきます。

目次

中小企業診断士の研究会ってどんな事をするの?

中小企業診断士の研究会は沢山あるので、それを一括りして定義づけることは出来ませんが、大きく分けて次のような集まりがあるのではないでしょうか。

  • 人脈作り系
  • 特定領域スキルアップ系
  • 本気系

人脈作り系

これは一応表向きは研究テーマを持っていますが、実態として毎回飲み会があって、仲間を作りましょう的な研究会です。初心者には向いているけど、長くいると少し飽きてくる系の研究会です。

特定領域スキルアップ系

このタイプの研究会が一番多いのでは無いかと思います。IT系や、財務診断、人事、商店街などなど特定の事業領域、技術領域に絞って突っ込んだ研究を行っている研究会です。これらは実務に活きやすいなどのメリットがあり、多くの人が参加している研究会です。

本気系

他の研究会が本気でないという訳ではありませんが、その中でも真剣に取り組まないと行けないのが本気系研究会です。プロコン養成塾とか、事業再生、事業承継などのシリアスな案件を取り扱う研究会がそれにあたります。

seisakuken

このように多様な研究会がありますが、診断士になられた方は少なくとも一つは入って活動されることをお薦めします。せっかく診断士取ったのに、横の繋がりが何にも無いのは寂しいですし、自分だけで出来るスキルアップには限界があります。

僕も3つの研究会に参加していまして、診断士活動の8割ぐらいは研究会活動ですが、各研究会でインプット、アウトプットを繰り返すことで、スキルも身についたし、実務にも活きています。昨年は雑誌に記事を書いたり、研究会ホームページのリニューアルに携わったりと普段の仕事とは違ったフィールドでの活躍が出来る機会を与えてもらっています。

診断士というモチベーションが高い仲間と切磋琢磨出来る貴重な場なので積極的に参加してみましょう。