今回はGA-2000-GZというカシオの腕時計について紹介する。
タフな腕時計とは言えばカシオのG-SHOCK。僕が小学生高学年の頃、発売されたG-SHOCKという腕時計のブランドは絶対壊れない時計ということで子供たちの間でも話題になったのを今でも記憶している。
G-SHOCKとの付き合いは、大学生の時にG-SHOCKの中でも超定番モデルである、DW-5600を父親に買ってもらったことから始まる。シンプルでタフで、ちょっと雑に扱っても壊れない安心感で僕の定番の腕時計として随分と長いこと使っている。初のフルマラソンの時にも連れて行ったのがこの腕時計だった。ウレタンのケースは一度劣化して崩壊してしまったが、本体部分は動作に支障なかったので新しいケースに換えて今も現役で活躍している。
その後も何種類かG-SHOCKを購入して、最近ではオールブラックのGA-100も愛用している。
G-SHOCKは様々なモデルが発売されているが、ゴツ過ぎるものや、派手すぎるものだったりとなかなか欲しいと思わせるモデルが最近はなかったのだけど、ふと一目惚れしてしまったモデルが発表された。それはバーチャルロックバンド「Gorillaz」とのコラボモデルであるGA-2000-GZ。
今回はこのGorillza x G-SHOCKのコラボモデルについてご紹介したいと思う。
目次
あらためてG-SHOCKとは
Wikipediaによると、
G-SHOCK(ジーショック)は、カシオ計算機株式会社が、1983年(昭和58年)から販売している腕時計のブランドである。一般には、「Gショック」とも表記される。「G-SHOCK」の『G』とは、英語で『重力』を意味するGravity(グラビティ) から名付けられた。
ということで、今年(2019年)で36年目に入る腕時計のブランドである。
G-SHOCKはその堅牢性の高さが有名だが、これについてもWikipediaでは以下のように解説されている。
G-SHOCKの最大の特徴は、どんな衝撃にも耐える堅牢性である。研究開発は、1981年(昭和56年)に、「トリプル10」(落下強度10m、防水性能10m、電池寿命10年)を目標にして始まった。この目標は、外殻から独立した内部機構やポリウレタン製の衝撃吸収材を採用することで達成され、1983年(昭和58年)に初登場した『DW-5000C』以来、全てのG-SHOCKシリーズはこの性能をクリアしている。
他にも防水機能やストップウォッチ機能や世界時計機能を有している。近年のモデルではBluetoothでスマホと連携するモデルなど多彩な機能を有しているものやカーボンなどの異素材を組み合わせたモデルなど、多様化している。
次に今回紹介するモデルのコラボ先であるGorillazについて説明を少々。
Gorillazとは
Wikipediaによると、
ゴリラズ(Gorillaz)は、1998年に結成された、楽曲面を担当するイギリスのロックバンド・ブラーのデーモン・アルバーンと、ヴィジュアル面を担当する「タンク・ガール」などの作者であるコミック・アーティストのジェイミー・ヒューレットによるバーチャル覆面音楽プロジェクト。
ということでおそらく世界初のバーチャルバンドである。音楽のジャンルはオルタナティブロック、ヒップホップ、エレクトロニカ、レゲエなどなど様々な音楽エッセンスを含んだ多様な表現をしている。
正直なところを言うと、今回のG-SHOCKとのコラボモデルが発表されるまではGorillazを知らなかったし、改めてGorillzaの数々の楽曲を聞いてみたが、僕が好きなジャンルの曲ではなかった。ゆっくりとビールを飲みながらダラダラ過ごす時にBGMでかかっていたら気持ち良さそうな曲だな、ぐらいの感想だった。
Gorillaz x G-SHOCKコラボモデル
さて、そんなG-SHOCKとGorillazだが、Gorillazの「既成概念にとらわれず常に新しい事に挑戦している姿勢」がG-SHOCKの開発姿勢とブランドに強く合致したため、今回のコラボレーションモデルが実現したらしい。
前置きがかなり長くなってしまったけど、ここから僕が買ったコラボモデル GA-2000-GZ を紹介していくよ。
パッケージ
最初にパッケージ。Gorillzaの1stアルバム「Gorillaz」のジャケットで使われているカモ柄をイメージしたパッケージとなっている。
このカモ柄のパッケージを開けると、もう一つ、今度はメンバーのイラストが書かれたパッケージとなっている。
Gorillazに思い入れのある人とってはこういった演出はたまらないものではないだろうか。
そしてもう一度パッケージをあけるといよいよ本体とご対面となる。
フェイス
こちらが箱を開けたときの写真。見てよ、このブッ飛んだカラーリング。このインパクトの強さで僕は衝動買いをしてしまったんだ。
くすんだグリーンのベゼル、メタリックグリーンのインデックス、ブラックの文字盤、デジタルのディスプレイを囲むライムグリーンのパーツ、そしてアクセントに赤い文字で書かれたGorillazのロゴ。どれをとっても完璧なバランス。ヤバすぎるかっこよさ。
新世代G-SHOCKの代表作でもあるGA-2000はとてもシンプルな時計だけど、カラーリングを変えるだけでここまでクールに仕立て上げられるものなのかとすっかり脱帽した。
ベルト
そして続く衝撃がこのカモ柄のベルト。アニメの世界からそのまま飛び出してきたようなド派手なカラーリング。めちゃくちゃクール。ヤバイ、ヤバすぎる。。。
ちなみにGA-2000シリーズはベルトの取り替えが簡単にできるようになっていて、このモデルももう一つ、ダークグリーンの落ち着いた色のベルトが付属している。気分によってベルトを替えられるのもこの時計の良いところだ。
昔から、そして最近愛用しているDW-5600とGA-100と並べてみると、その異質さがよくわかると思う。
機能
GA-2000-GZは機能としてはGA-2000シリーズに準じており、ストップウォッチ機能や世界時計機能なども有してはいるが、いかんせんデジタル部分の窓が小さくて文字も見にくいので、あまり実用的ではない。
GA-2000-GZはG-SHOCKらしく一般的な腕時計よりも大きく厚みもあるが、樹脂やカーボンなど軽量素材を用いていることで、本体はとても軽いのが特徴だ。見た目は重そうに見えるが、手に取ってみるとその軽さに驚くと思う。
コーディネート
さて、腕時計単体でみるとめちゃくちゃクールなんだけど、ファッションとして考えると最高に難易度が高い腕時計でもある。上の写真で見せた僕が普段愛用している2つのG-SHOCKはブラックで落ち着いた色合いなので、カジュアルな服であればなんにでも合わせやすかったのだけど、このGorillzaモデルは派手すぎて合わせる服が難しい。
でもそんな難しさもこの尖ったモデルらしいとも言える。僕はこの時計に合わせられる服を着る自身は全くないけど。
最後に
腕時計単体のカッコよさに引かれて衝動買いしてしまったこのGorillazコラボモデル。その尖りすぎたデザインゆえに、使いこなす難しさはあるものの、気に入った時計を腕に巻いて外に出るのはとても気分が良いものだ。たぶん誰も見ていないんだろうけど、腕元にあるこいつを見て自己満足に浸れるのだ。
G-SHOCKの本質的な魅力であるタフで壊れにくい要素もあって、どんなところにも連れて行ける相棒感が半端ないのがこの腕時計の魅力だと思う。
限定モデルなので、売り切れたら再発売はしないと思うので、買うならいまのうちだぞ。