ソニーとVAIOのガチンコ勝負?

先日書いた記事の中で、ソニーのスマホ戦略のちぐはぐさを次のように指摘しました。

ソニーの100%子会社であるso-netが格安スマホにも参入しています。

ここで扱っている端末はソニー本体に遠慮したのかどうかはわかりませんが、中国市場でのライバル「Huawei」の端末です。もうわけわからなくなってきています。

さらにさらに、ソニーから分社化したVAIO株式会社まで格安スマホ市場に参入するとか。

で、この記事の翌日にso-netがXperiaの端末も取り扱うと発表しました。

So-net が高機能 XPERIA を今春発売。LTE通信とセットで『新サービス』提供

現在のMVNO市場は低価格スマートフォンの導入が進む一方、高機能で使いやすい商品へのニーズも高まっているとして、ソニーの技術を集結した 高付加価値のXperiaスマートフォン をSo-netの販路などで今春発売し、また同端末とSo-netのLTE通信を組み合わせた「新サービス」も提供するとしています。

そりゃそうですよね。子会社が親会社の競合製品取り扱ってたらマズイですよね。もっと早くやってよ、と思ったのでした。

どんな端末でどんなサービスになるかはわかりませんが、高付加価値を強調している辺りからも、格安プランではなく、高価格帯で勝負するものと思われます。そうなるとやっぱり気になるのがVAIOスマホ。

VAIOスマホを販売する日本通信はso-netの発表と同じ日に、こんな発表をしています。

日本通信、VAIOスマホのパッケージを初公開。2月の発売に向け準備は順調

この記事の中で

福田副社長は、「現在のMVNO市場においては、ブランド力が低いメーカーのスマートフォンか、ノーブランドのスマートフォン、あるいはブランド力がある日本メーカーの製品の場合には、既に携帯事業者が1年前に販売した型落ちのスマートフォンしか選択肢がない。自分が欲しいスマートフォンを選択するのではなく、仕方なくスマートフォンを選択している状況が生まれている。その結果、安かろう、悪かろうのイメージが生まれ、格安スマートフォンが氾濫する結果になっている。これはMVNOにとって危機的状況にある。こうしたMVNOの課題を払拭する契機になるのがVAIOブランドのスマートフォン。MVNO市場において際立った存在になると考えている」とした。

と述べており、VAIOも格安スマホではなく、高付加価値端末として登場する模様です。この日本通信の記者会見では端末は発表されず、VAIOスマホのパッケージだけ発表されました。パッケージを見る限り黒字に銀のVAIOロゴが施され、高級感溢れる出来栄えとなっていました。

xperiaz3compact

image by SONY

ということで、so-netもVAIOも高付加価値路線でソニー関連会社間でバッティングしてしまい、市場投入時期も重なり、ガチンコ対決となりそうです。

ガジェット好きにとってはVAIOスマホの方が新鮮味がありますが、一般の人にはXperiaブランドの方が浸透していると思うので、どう転ぶかわかりませんが、引き続きソニーのスマホ戦略の行方を追っていきたいと思います。