世界のスマートフォン市場で勢いに乗る中華スマホってどんなの?(Lenovo編)

先日ソニーの中国市場での失敗の記事の際に用いたメーカー別の市場シェアを見ていて思ったのですが、Samsung,Apple,Huaweiは日本でも良く知らせていますが、その他の会社のスマートフォンって見ないですよね?例えばPCでは有名なLenovo。Lenovoのスマートフォンって売ってないので見たこともありませんが、中国ではSamusungに次ぐ二番目のシェアを確保しています。

さらに最近急激に伸びていることで社名を聞くようになったXiaomi。こちらも日本では売っていません。

日本のメーカーが世界でのプレゼンスを高めようと考えた場合、世界最大の市場である中国で売れているこの2社に何かヒントは無いだろうかと思い、この2社のスマートフォンを調べてみました。

まずはLenovo

LenovoといえばPCメーカーという印象ですが、中国のスマートフォン市場では中国メーカーでは一番売れていることもあり、一際存在感を放っています。そんなLenovoのラインナップを見て行きましょう。

かなり多くの機種が発売されていますが、大きくわけて5つの製品ラインがあるようです。

  • Vibeシリーズ 凝ったデザインが売りのモデル
  • Kシリーズ 薄さが売りの高性能モデル
  • Sシリーズ 最新スペックのハイエンド機
  • Pシリーズ バッテリの持ちが良いビジネス向けモデル
  • Aシリーズ 若者向けの低価格モデル

Vibeシリーズは思い切ったデザインの製品を用意しています。

lenovovibex2

image by lenovo
側面のカラーが4層に分かれています。メタリックな質感もかっこいいですね。
昔auオリジナルプロダクトで似たようなのがありましたね。

auply

image by au
お次は、売れてそうなのがAシリーズ。

leonovoa6000

image by lenovo
CPUはクアルコムの1.2Ghzクアッドコアとスペックはそれほどでも無いですが、ブラックに統一されたシンプルな外観は魅力的です。

色々と訳あって、日本では発売されないのでしょうが、これらの機種、キャリアが扱って売れば日本でもかなり売れそうな感じがしますけどね。

日本ではキャリアの2年縛りのお陰で機種に関わらず、高い通信料を払わなくてはならない為、必然的に安いモデルは淘汰され、ハイスペックモデルばかりになってしまいました。

安いモデルを安く買えるのであればLenovoのA6000みたいな低スペックモデルでも売れると思うんですよね。以前取り上げたASUSのZenfoneも似たようなスペックですが、安く買えるから結構人気出ているみたいじゃないですか。

今回Lenovoの機種をいくつか見てみましたが、デザイン上は日本メーカーとの違いはあまり見受けられませんでしたが、性能面では割り切りを感じられる部分も多く、日本で重視されるスペックは海外ではあまり評価の対象にはなっていないのかな、と思いました。あちらでは価格と性能のバランスが重要のようです。

長くなってしまったので、中国市場で成長著しいXiaomiは次回取り上げます。