最近手持ちのデバイスが増えているせいか、音楽データの取り扱いに困っていました。というのも僕が持っているPCはChromebookやWindowsRTといった世間一般からすると特殊なものが多く、一般的な音楽サービスが使えないことが多いのです。
そんなわけで、旧態然とした昔ながらの15インチのWindowsPC(最近Windows10にUpdateしてみた)が様々なデータの母艦となって今でも我が家のPCサイクルの中心に鎮座しています。
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目次
音楽データ管理の悩み
音楽データを管理できるのがこの端末だけなので、TSUTAYAでCDを借りて来くるたびにこのPCに音楽を保存し、ウォークマンを繋いで音楽を同期していました。
音楽の取り込みを一台にまとめるのは仕方ないとして、音楽プレーヤーと同期するだけのために、いちいちPCを起動して繋いで同期する必要があることがとかく煩わしかったのです。さらに音楽データは増え続けていくので、全てをPC内部に保存しておくのにはストレージ容量的にも限界があるので、ストレージに保存する容量をなんとかして節約できないかと考えていました。
そこで手持ちの音楽データをクラウドに預けて、様々なデバイスから音楽を利用できる環境にしたいと考えていました。
Google Play Music 日本解禁!
そんな折、2015年9月からついにGoogle Play Musicが日本でも利用できるようになりました。Google Play MusicはAppple MusicやLINE Music、AWA Musicなどの定額で音楽聞き放題のサービスの一つですが、Google Play Musicの良い所は手持ちの音楽データを保管できることです。
音楽データの管理に悩んでいたところに絶妙のタイミングで解禁されたので、さっそくGoogle Play Musicを使ってみました。利用にはアカウントの登録とクレジットカードの登録が必要です。
次に行うのは音楽データのアップロード。僕のWindowsPCには1万曲近く楽曲が貯めこんであったので、ローカルの音楽データをアップロードするのに丸一日以上かかりました。進捗がわかりづらくて進んでいるのかどうか良くわからないのですが、とりあえず全部アップロードできました。
アップロードは同期するフォルダを指定すればあとは勝手に処理してくれるので作業としては楽です。
音楽の嗜好がかなり偏っていますがそこは置いておいて、
iTunesに似た操作感です。
Google Play Musicのここがイイ!
- アプリが使える環境ではどこでも利用できること
- ダウンロードしたりダウンロードデータの削除などが簡単にできる
- PCとの同期が容易なこと
- 検索が早い
とりあえずよく使うChromebookとスマートフォンにGoogle Play Musicのアプリを入れてみましたが、操作も簡単・軽快で使い勝手は最高です。Googleのサービスらしく検索も早く、聞きたい音楽を素早く検索できるのがいいです。
またPCとGoogle Play Musicも同期が簡単です。同期するフォルダを登録しておけば、新たに音楽を追加すれば自動的に同期してくれます。
またスマホやPCにはワンタップで音楽をダウンロードできるし、ストレージを空けたいと思ったら、ダウンロードした音楽データをワンタップで削除できます。もちろん専用アプリを使えば何度でもダウンロード、削除を行うことができます。
Google Play Musicのここがイマイチ!
- イコライザがついていなくて音質の調整ができない
- 音楽データの同期の進捗がわかりづらい
- 専用アプリ以外ではダウンロード回数の制限があること
音質を調整するイコライザがついていないので、音楽に合わせて音を調整することはできません。この辺りはちょっと弱いですね。
その他にもPCと同期する際に丸いアイコンが表示され、進捗状況が表示されるのですが100%になってからもずっと同期が終わらず、いつ終わったかわかりません。この辺はバグっぽいのでいずれ解消されるような気もします。
最後に決定的にダメだと思うのが専用アプリ以外はダウンロード回数が2回までと制限があること。Chromeが使える環境下、Google Play Musicアプリが使える環境は多いのでそれほど困らないと思うのですが、Safari、InternetExplorer、FireFoxを使っている人は多いと思うので入り口に制限をかけるというのはいかがなものか?と感じます。
まとめ
イマイチなところも書きましたが、総じて満足の行くサービスになっています。現時点では僕のニーズに一番あった最強のクラウド音楽サービスと考えています。膨大に膨らんだ音楽データを整理するきっかけにもなり、僕にとっては絶妙なタイミングで現れた音楽サービスとなりました。
今後は音源に優先度を設け、大事な音源はローカルとクラウド双方に保存し、そうでない音源はクラウドのみ保存してローカルストレージを空けるなどの工夫をして整理していこうと考えています。
以前の投稿にも書きましたが、Google Play Musicに移行するタイミングでウォークマンを使うのを辞めました。クラウドの力はこんなところにも現れているんですね。そしてクラウドの入り口を制しているGoogle、Apple、Microsoft、Amazon等のクラウド業界の巨人たちの影響力はすごいな、と痛感させられたのでした。