先日こんなニュースが目をひきました。AppleのCEOであるティム・クック氏の母校で利用する端末がMacbookからChromebookに置き換えるという内容のものです。

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ティム・クック氏の母校、生徒に配る端末をMacBookからChromebookへ : ギズモード・ジャパン

学校が端末変更に乗り出す理由は明白で、やはりその価格。Chromebookならば4分の1のコストですみますからね。郡が検討しているというChoromebook N21は、1台約200ドル程度。学校という大量購入が必要な場所では、1,000ドルクラスのMacBookとはエライ差がでます。さらに、アップルファンにトドメをさすのは、今所有しているMacBookを売りに出し、そのお金で新たにChromebookを購入する予定なんだとか。
アップル製品を地域の公立学校に導入するのは、街がうちだした「Digital Renaissance」という2400万ドル規模のプロジェクトの一環でした。しかし、パソコンやタブレットが壊れれば、修理費用や新たな購入費用がかかりますから、アップル製品で続けていくのは難しいという判断がおりるのも理解できる話。

といった、感じでした。この記事では端末変更の判断に至った理由として価格を上げています。さすがAppleの調達部門で名を馳せたティム・クックの母校。学んだのはそのプロダクトではなく、精神といったところでしょうか。一方で価格面以外でもChromebookの優位性があります。
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Chromebookの優位性

Chromebookは単体でも次の3つの優れた特性があります。

  • シンプル
  • スピード
  • セーフティ

シンプル

ChromebookはWindowsパソコンと比べるととてもシンプルです。基本的にはChromeしか利用できませんので、操作するのはChromeと設定画面の2つだけ。このシンプルさは誰でもすぐに使える利点があります。教育機関で使う場合、ITリテラシーの低い学生でもすぐに使いこなせるメリットがあります。

スピード

動作速度についてもChromebookは目を見張るものがあります。電源ONすると7秒程度で起動します。あっという間に利用できるようになります。また起動後にログインすると全ての機能がすぐに利用できるようになります。

Windowsも8以降、起動がかなり速くなりましたが、それは起動するプロセスを抑えているだけで、実際に利用しようとすると各プロセスが動きだしますので、そこそこ時間がかかりますが、Chromebookにはそのようなことはありません。

セーフティ

Chromebookは常時最新のOSがダウンロードされますので、一番安全な状態で利用できます。またタブごとにプロセスが独立しているので、異常が起きてもそれが他のタブに影響を与えることはありません。また問題が起きても安全に稼働する状態のOSに戻すこともできますので、安全に利用することが出来ます。

このようにChromebook単体だけでも優位性はありますが、企業や教育機関で利用するChromebook for workではさらに優れた特性を持っています。

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Chromebook for workの優位性

Chromebook for workは企業や教育機関向けで利用するChromebookの名称で、個人が利用するChromebookとは若干違います。Chromebook for workの優位性は主に以下のような点が挙げられます。

  • アプリのプリインストールとブロック
  • ユーザーのアクセス権の管理
  • ネットワークアクセス制限
  • 資産の管理

アプリのプリンストールとブロック

Chromebook for workでは業務で利用するアプリケーションをプリインストールしたり、利用を禁止したいアプリをブロックしたりすることが出来ます。これにより業務に専念できる端末を容易に構築することが出来ます。管理コンソール側でこの設定を行うだけで、各端末には設定が配布されるので管理者側の作業工数削減も可能です。

ユーザーのアクセス権の管理

外部の利用者がログインできないようにしたり、ゲストモードを禁止したりすることができ、端末の利用範囲を制限することができます。

ネットワークアクセス制限

利用できる無線LANの設定や、プロキシの設定を配布することが出来ます。これにより企業や教育機関内でのネットワークに限定して利用させることなどが出来ます。

資産の管理

デバイスをユーザーに割り当て、設定状況、使用状況のレポートを見ることが出来ます。

このようにシンプルなデバイスながら、WindowsのActiveDirctoryに相当するような各種制御を行うことが出来ます。Chromebook for workの優れたところはこれらの制御を全てクラウド上からコントロールすることが出来ることです。

まとめ

ティム・クック氏はAppleで調達や在庫管理で手腕を発揮してCEOまで上り詰めましたが、クック氏の母校もChromebookを価格面の優位性だけでなく、教育機関での利用に適した機能をもっていることなどの優位性を考慮して選択したのではないのかと思った次第でした。