先日、僕が所属している診断士の研究会のホームページを作成していたのですが、テーブルの中に画像が入っているページがChromeやInternetExplorerでは問題なかったものの、Firefoxで表示した時だけ表示がガタガタに崩れてしまう問題が置きました。
いろいろと調べていくとどうもFirefox固有の問題のようでスタイルシートに1行加えるだけで治ることがわかりました。
参考URL:Firefoxでmax-widthが効かない?バグ?仕様?
ブラウザにまつわるこんなことをきっかけに、世の中のブラウザ事情をざっと調べてみました。
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目次
デスクトップでは未だにInternetExplorerが首位
ブラウザのマーケットシェアの情報を提供してくれるこちらのページでデスクトップのWebブラザのシェアを調べてみたところ、このような結果になりました。
参考サイト:NETMARKETSHARE
このサイトでは細かなバージョン別にシェアを出しているためわかりづらいかもしれませんが、未だにInternetExplorerのシェアが半分近くを占めていることがわかります。
次いでChrome、そして3番めにFirefoxが来ていますが、シェアとしては10%未満。InternetExplorer,Chromeの2強に比べるとちょっと力が弱い印象を受けます。ちなみにMacに標準インストールされるSafariは8位でシェア3%でした。
モバイル・タブレットではSafariが首位
次にモバイル+タブレットでのシェアを見てみました。
参考サイト:NETMARKETSHARE
モバイル+タブレットではSafariが首位でした。ついで2位に来ているのがAndroid Browserでした。3位がChrome。InternetExplorerは13位にようやくランクインしていますが、デスクトップ市場での強さは全くありません。Firefoxに至っては市場シェア0.39%とほとんど無いに等しい状況です。
Firefoxはこれから生き残れるのか?
この市場シェアを見た時に感じたのは実際に自分が感じていたシェアと多少違う印象を受けました。デスクトップ市場ではChromeが圧倒的かと思いきや、IneternetExplorerが1位だし、モバイル・タブレットでもChromeが強いかと思いきやSafariが首位だったり。
恐らく調査の対象がアメリカと思われるので、世界的なシェアを見るとまた違うのかもしれませんが、InternetExplorer、Chrome、Safariの強さはどの国でも変わらないのではないかと思います。
Firefoxは動きも軽く、操作もしやすいので人気があるのかと思いきや、デスクトップ、モバイル・タブレット市場のいずれにおいても完全な脇役になってしまっており、微妙な立ち位置にいます。
市場シェアが低くなれば、Webサイトの管理者も当然Firefoxでの動作検証を後回しになりがちになりますし、僕のようにテーブルの不具合などが見つかっても、このシェアを見たあとだと別に対応しなくてもいいや、という気になってしまいます。
独自の動きをすればするほどWebデザイナーやサイト管理者からは嫌がられ、利用者も離れていくので、まずはシェア確保のためにも他のブラウザと表示に関する仕様は合わせて欲しいものです。
その上で操作性や軽快感といったFirefoxの強みを活かせれば活路はあるのかな、と感じました。
あとはイマイチ盛り上がっていませんがFirefoxOSを搭載した端末をもう少し本気で市場に投入するなどしてFirefoxのエコシステムを構築しないと今以上のシェア獲得は難しいかもしれませんね。