すっかりとブログ更新が滞ってしまいました。間を開けると更新する気力も失せてくるので、マメマメと気づいたことがあればどんどん更新しちゃうべきなんでしょうね。
9月、10月はIT関連で沢山の発表があって、どれも興味深いものばかり。思いつくままに挙げてみると…
- Apple iPhone6S、6S Plus、iPad Proの発表
- Google NEXUS 5X、NEXUS 6P、PEXEL Cの発表
- Microsof Surface Pro4、Surface Book、Office2016の発表
- HTC Desire EYE、Desire 626の発表
その他にもmineoがau VoLTE対応のSIMをようやく発表したりと、わりと身近な話題が多くて情報収集にバタバタしていました。
そんな情報の洪水に流されそうなさなか、僕の愛用するChromebookの調子がちょっと悪くなってしまいました。タブを開いた際のレスポンスが明らかに悪くなり、文字入力もキーを打ち込んでからワンテンポもツーテンポも遅れるような状況に陥ってしまいました。
特に最近アプリを入れたわけでもなく思い当たるフシとしては、僕のChromebookのチャンネルがベータ版であるということ。
以前当ブログの「Chromebookのチャンネル変更は慎重に」でも書いたとおり、僕のChromebookはベータ版にしてあります。安定のStable版に戻そうかと思ったけど、Powerwash(いわゆる初期化)が必要とのことで、ちょっと億劫になってそのままベータ版で使い通していました。
今回調子が悪くなってしまったので思い切ってPowerwashを行ったのですが、改めてChromebookの実力を知ることになったことを書いてみます。
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目次
ChromebookのPowerwashとは
ChromebookのPowerwashとは、Chromebookをいわゆる出荷状態に戻す初期化と言われるものです。これを行うことにより、Chromebook内に保存してあるデータや設定などの一部が初期化されてしまいます。Chromebookの動作が不安定な時や、他人に譲渡する際などに使うケースが多いかと思います。
今回僕の場合はチャンネルをStable版に戻しがてらPowerwashを行ったので、通常の方法とは違うのですが、通常のPowerwashのやり方は次の通りです。
設定画面を開きます。
詳細設定を表示…をクリックします。
そして下の方にずっとスクロールすると、下から2番めにPowerwashが見つかります。
ここでPowerwashボタンをクリックすると初期化されちゃいます。
ちなみにベータ版からStable版に変更する時は設定のChromeOSについてより、
チャンネルを変更で変更します。
ここで変更するとStable版のダウンロードが始まり、終わったあとにPowerWashボタンが出てくるので、そこでPowerwashを行います。
Powerwash後の作業を行ってみる
Powerwashを行って立ち上がってきた画面を見ると、本当に出荷状態に戻っていました。WiFiの設定も消えてしまったいて、最初から設定する必要があります。とはいえ、Chromebookの初期設定といえば、Wifiと言語の設定、そしてアカウントの登録だけなのでいたって簡単です。
これらの設定を行ってログインすると…
最初は何もない初期状態の画面が表示されるのですが、しばらくするとクラウドから様々なでデータがダウンロードされ、数分で元の環境が戻ってきました!これは感動です。インストールしたアプリも、シェルフの設定も、ほぼ全て戻ってきました。
Powerwashで再設定が必要なもの、設定が自動で戻るもの、消えるもの
Powerwashで再設定が必要なもの
- 無線LAN設定
- アカウント登録
- Google2段階認証
- 壁紙
Powerwashしても設定が自動で戻るもの
- ChromeOSの基本設定
- インストールしたアプリ
- インストールした拡張機能
- シェルフの設定
Powerwashで消えるもの
- Chromeのキャッシュ情報
- ローカルストレージに保存したデータ
まとめ
Powerwashを行ったことで不安定だったChromebookの状況も改善し、以前のように快適な操作感に戻りました。これがチャンネルを戻したからなのか、Powerwashを行ったからなのかはハッキリわかりませんが、無事に戻ってよかったです。
また、ChromeOSはクラウドOSといわれていますが、その威力を今回改めて実感しました。ローカルにデータを持たずに、クラウドに置くことで入り口部分の設定さえすればあとは端末が初期化されようが、入れ替えようが関係なくあっという間に従来通り使えるようになるというのは本当に便利です。
アメリカではChromebookが企業や教育機関で普及している通り、システム管理者の負荷軽減という意味でもChromebookは有効なソリューションの一つだと改めて感じました。