ChromeOSのバージョンアップは6週間に1度やってきます。画面右下の通知領域に下矢印のマークが表示されている場合、新しいバージョンのダウンロードが完了しましたよ、という状態になります。再起動すると自動的に適用されるので、ほとんど意識することなく最新バージョンが利用出来るようになります。最新のOSが最良のOSという考えで、仮に細かい不具合があってもいずれ修正されて行きます。
現在僕が利用しているChromeOSはベータ版ですが、現在のバージョンでいくつか改善された点があったのでレポートします。
目次
今使っているバージョン情報
バージョンは41.02272.74でベータ版です。正式リリースされるStable版がいくつかわかりませんが、いずれStable版にも同様のバージョンが配れれるはずです。
壁紙の不具合が解消
このバージョンになって、以前起きていた壁紙設定画面の文字化けの不具合が数カ月ぶりに改善されました。
以前は壁紙設定画面の文字が?になり、カラーの項目がゴッソリと消えてしまっていたのですが、
最新バージョンではようやく復活しました。これで単色のシンプルな壁紙が選べます。良かったよかった。またカラーの項目にはNEXUS6などのAndroid5.0標準の壁紙が用意されています。この辺りは同じGoogle製品で共通のデザインコンセプトを持って取り組んでいることがわかります。
マテリアルデザインがChromeOSにもやってきた。
それ以外に気づいた点としては、一部のアプリにマテリアルデザインが適用されたこと。
GoogleはマテリアルデザインというデザインコンセプトでGoogleプロダクトのデザインを統一する方針を明らかにしていますが、Android5.0からその影響が顕著に出てきています。Appleのフラットデザインにも似ています。僕はデザインについては詳しくはわかりませんが、ChromeOSにもAndroid5.0のデザインテイストが適用されました。
なお、マテリアルデザインについての紹介はここのページに詳しく説明されています「Android 5 Lollipop」でAndroidはどう変わったか
デザインの変更で顕著なのが電卓(Caliculator)のデザイン。
変更前
変更後
見た目だけみると色合いやフォントが変わっただけのように見えるけど数字をタッチした時の動きや計算結果が表示される時の右下から数字が斜め上にせり上がってくるような動きなど細部に渡って改善されています。
今のところマテリアルデザインが顕著なのは電卓だけですが、恐らくChromeOSのバージョンアップに伴って徐々にマテリアルデザインのアプリが増えてくるのでは、と思っています。機能面で大きな変更はありませんが、デザインが変わるだけで使うのが楽しくなりますよね。また新しいデザインが出てきたら紹介したいと思います。