Chromebook、多くの人が誤解している5つのポイント

日本ではイマイチ盛り上がらないChromebookですが、Chromebookに関する誤解が多いような気がしています。使い慣れればWindowsやMacとも遜色なく使えるパソコンであるにも関わらず、誤解されていることで選択肢の一つに入れてもらえないのではないでしょうか。そこでChromebookについて多くの人が誤解しているポイントについて説明します。

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目次

1.Web閲覧しか出来ないんでしょ?

ChromeというWebブラウザしか動作しないと思っている人が多く、Web閲覧しか出来ないと勘違いしている人がいます。Chromebookは確かにほとんどがChrome上で動作しますが、Web閲覧に限定されるわけではなりません。Googleドライブに代表されるように文書作成も出来ますし、ChromebookにはChromeWebストアから様々なWebアプリをインストールすることができます。

2.オンラインじゃないと使えないんでしょ?

Chromebookはクラウドコンピューティングを利用するOSであることから、常時オンラインでないと利用できないと誤解されています。しかしこれも誤りです。オフラインでは機能が限定されることは確かですが、GmailもGoogleカレンダーもGoogleドライブも使えますので、ちょっとメモを取ったり、データを確認したりといった用途では全く問題なく使えます。今ではWindowsもMacもオンライン前提のアプリやシステムが多くあるので、特別Chromebookのデメリットにはならないと思うんですよね。

3.今どきCPUがCeleronとか、ストレージ16Gとか性能低くね?

Chromebookのラインナップを見ていると多くがCPUにCeleronを積んでいたり、ストレージが16Gしかなかったりと、Windowsパソコンと比べると最低レベルの仕様なので性能が低いと誤解されがちです。しかし、Chromebook上で動作するChromeOSはもともとが低価格のPCでも動作するように非常に動作の軽いOSであること、Chromeの動作に最適化していることもあり、低スペックのCPUでもサクサク軽快に動作します。

またストレージも16Gと少なすぎると思いますが、ChromeOSで利用するストレージ領域はWindowsでいうダウンロードフォルダに相当する一時保存領域のみです。基本的にデータ類はGoogleドライブに保存するため、ローカルに保存する必要がありません。
ですので16Gあっても使い切ることはまずありません。十分な容量になっています。

となると気になるのがGoogleドライブの保存容量ですが、Chromebookを購入した人の特典として2年間100Gをプレゼントしてもらえます。

chromelogo

4.コンシューマー向けで仕事で使えないんじゃないの?

業務用のChromebookとして、Chromebook for workが用意されています。これは通常のChromebookの機能に加えて、管理者がChromebookの動作制限を行ったり、利用者を制限したりとWindowsのActiveDirectory相当の機能が用意されており、業務利用にも耐えうる機能を持っています。実際にアメリカでは教育機関を初め、多くの企業で業務利用が進んでいます。

5.拡張性が低そうだよね?

ChromeOSという特殊なOSを積んでいるために、サードパーティ製品の拡張性が低いと思われがちですが、USBのマウス、キーボードは問題なく使えますし、Bluetooth接続のヘッドホンも使えます。HDMIで外部ディスプレイに出力することも可能です。またSDカードも認識するのでストレージ容量に不足を感じたら拡張することも可能です。

このように実際にはWindowsやMacと遜色なく使えるのにも関わらず、多くの誤解を受けているChromebook。今回の記事が皆さんの誤解を解く機会になれば幸いです。

Chromebook、安くてサクサク使えて気軽に持ち歩けるデバイスとして最高ですよ。