先日気になった、こちらのニュースをご覧下さい。
こちらの記事をざっくり要約すると、
日米の非IT部門に対してアンケートを行った結果の紹介。
-
情報システム投資が極めて重要と答えた回答者の割合
日本 15.7%
アメリカ75.3% -
IT予算は増える傾向にあると答えた回答者の割合
日本 39.8%
アメリカ 80.4% -
ITに対する期待
日本 業務効率化/コスト削減
アメリカ 製品/サービス開発強化
というものでした。
アメリカ企業の情勢はわかりませんが、日頃接するIT部門の人達から伝え聞く日本企業の傾向はこの調査結果通りなのではないかと思います。
もっとも記事の中にも書かれていましたが、何をもって非IT部門としているかが問題で、日本の場合は営業部門の回答が多く、アメリカの場合は経営者の回答が多かったというのも調査結果に大きな傾向の違いが出た要因だと思います。
さて、普段IT部門で働いている方はこの記事の内容を頭の片隅にいれておきましょう。非IT部門の人達は自分達の仕事が楽になったり、コスト削減に直結するものには興味があるけれど、新しい製品やサービス開発にはそれほど興味が無いということが明確になりました。
IT部門の人は最新のITテクノロジーを駆使して業績向上に貢献出来ないか、と考えがちですが、実はそれほど望まれていないようですね。
この調査結果は全体的な傾向なので全ての職場でそうだとは言い切れませんので、この傾向を頭の片隅にいれつつ、現場の生の声を拾っていくのが一番重要なのは変わりません。