昨年末にVAIOと日本通信がAndroidのスマートフォンを1月中にも発売すると発表しました。しかし1月末にVAIOと日本通信はスマホの発売時期が2月に延びたと発表されました。そして不可解な事になぜかパッケージだけ発表されました。どんなスマホが発表されるのかという楽しみの気持ちもさることながら、今回は2転3転しているVAIOスマホを巡る状況をまとめてみました。
目次
2014年12月24日、VAIOスマホを発表
日本通信のSIMとVAIOが共同でスマートフォンを発売すると発表。デザインはVAIO、製造は台湾のEMS(製造受託生産サービス)、SIMカードは日本通信が提供し、格安スマホよりは高めの価格帯で発売されるとのことで、色々な想像を掻き立てる発表でワクワクしたものです。この時に1月中に発売するとのことでした。
2015年1月30日に発売延期を発表
1月中に発売するとのことだったのが、月末になって発売が延期されたと発表。この発表の時にVAIOスマートフォンのケースのみを発表をし、準備が進んでいることをアピールします。肝心の中身は発表されず、契約上の問題で、とウヤムヤにされる始末。
この時の遅延の理由として、当初は12月4日に発売する予定だったが、採用予定のタッチパネルメーカーが会社更生法を適用された設計変更を余儀なくされたとのこと。
ということは12月24日の時点では遅延は想定出来たにも関わらず1ヶ月も放置した挙句の言い訳。この辺りからなんか上手く進んでいない感が漂ってきました。
2015年2月16日のVAIO新製品発表でも発表されず。
VAIOとして独立してから初めての純粋な新製品発表が行われましたが、今回はVAIO Zの発表でスマートフォンは発表されませんでした。この記事を書いている2月24日現在でも発表される気配はありません。
image by sony
VAIOスマートフォンに何が起こっているのか?
ここからはネット上で囁かれている噂の数々なので、本当の所はわかりませんが、EMSの台湾メーカーにまつわるリアルっぽい話ばかりです。
- 噂1 EMSが国慶節(旧正月)に入って、製造が休みに入っている。
- 噂2 EMSがVAIOは規模が小さいので製造を後回しにしている。
1つ目の噂が本当だとしたら、国慶節も終わったのでもうそろそろかと思うのですが、2つ目の噂の場合だと問題の根が深そうです。
どちらの噂もそうですが、こんなに製造状態が不安定な状態にも関わらずフライングして発表しちゃって本当に大丈夫なの?vaioさん、日本通信さん。この状況が続くとすると、2月末に3月に延期になりましたなんて発表がありそうですね。さてさてどうなるかな?