先週行われたGoogleの開発者向けのイベントGoogle I/O 2016で、噂されていたとおりChromebook上でAndroidのアプリマーケット、Google Playが搭載され、Androidのアプリが動作できるようになるとの発表がありました。

今回はこの内容について少し整理してみました。

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最初にChromebookについておさらい

まず最初にChromebookがどのような特徴を持ったパソコンかを説明します。

ChromebookとはGoogleが開発したパソコン用のOSであるChromeOSを搭載したパソコンです。簡単に言うとWebブラウザのChromeしか動作しないOSで、ブラウザを通じてすべての操作を行います。

Chromebookの特徴はとてもシンプルな構成なので、安価なPCでもサクサク動作し、数秒で起動するなどコストパフォーマンスが高いパソコンといえます。

一方でアプリの少なさが欠点です。Chrome Web Storeと呼ばれるWebアプリのマーケットはあるものの、アプリの数は多くありません。また多くのアプリがオンラインで動作することを想定しており、オフラインで作業を行いたい人にとってもChromebookは優れたOSとは言えませんでした。

以上のことから、Chromebookは安価で高性能だけど出来ることに限界があり、ある程度割り切りが必要なパソコンであると言えます。

ChromebookにGoogle Playがやってくる

そんなChromebookでしたが、先週行われたGoogle I/Oでは画期的な発表が行われました。それはスマートフォンやタブレットの世界でシェアNo1のOSであるAndroidのアプリストア、Google PlayがChromebookにも搭載されるというものです

これによりChromebookでも100万本以上あると言われているAndroidのアプリがChromebook上で動作するようになるのです。

Chromebookはアメリカでは大人気ですが、日本ではまだまだ人気がありません。しかしAndroidiアプリが動作するようになることで一気に人気がでる可能性があります。

Chromebookで動作するAndroidアプリの特徴

Chroebookで動作するAndroidアプリはVergeが公開している動画によると、タブレットなどで動作するAndroidアプリと同様に見えますが、アプリのマルチウィンドウ対応になるなど、Chromebookならではのカスタマイズがされているようです。

この動画を見ると、ゲーム、photoshop、Microsoft WordなどがChromebook上で動作しているのがわかります。

いつからGoogle Playが使えるようになるのか?

現時点で公開されている情報では、2016年の7月までに開発者向けバージョンにGoogle Playを配信する予定だそうです。しかも初期段階ではタッチパネル対応した、Google Pixel、ASUS Flip、Acer Chromebook R11の3モデルのみだそうです。

Google Pixel

ASUS Flip

Acer Chromebook R11

これはAndroidアプリがタッチ対応前提なので、アプリ側の改修を最小限に抑えるためにまずはタッチパネルに対応したモデルに配信するのだと考えられています。

次に予定されているのが、2016年の遅い時期としか書かれていないのですが年末に向けて直近2年間に発売されたChromebookに対してGoogle Playが配信されるようになるとのことです。

現在のところ発表されている対応機種は以下のとおりです。

・Acer Chromebook 11 C740
・Acer Chromebase 24
・Acer Chromebook 11 CB3-111 / C730 / CB3-131
・Acer Chromebook 15 CB5-571 / C910
・Acer Chromebook 15 CB3-531
・Acer Chromebox CXI2
・Acer Chromebook R11 C738T
・Acer Chromebook 14 CB3-431
・Acer Chromebook 14 for Work
・ASUS Chromebook C200
・ASUS Chromebook C201
・ASUS Chromebook C202SA
・ASUS Chromebook C300SA
・ASUS Chromebook C300
・ASUS Chromebook Flip C100PA
・ASUS Chromebox CN62
・ASUS Chromebit CS10
・AOpen Chromebox Commercial
・AOpen Chromebase Commercial 22″
・Bobicus Chromebook 11
・CDI eduGear Chromebook M Series
・CDI eduGear Chromebook K Series
・CTL Chromebook J2 / J4
・CTL N6 Education Chromebook
・CTL J5 Convertible Chromebook
・Dell Chromebook 11 3120
・Dell Chromebook 13 7310
・Edxis Chromebook
・Edxis Education Chromebook
・Google Chromebook Pixel (2015)
・Haier Chromebook 11
・Haier Chromebook 11e
・Haier Chromebook 11 G2
・Hexa Chromebook Pi
・HiSense Chromebook 11
・Lava Xolo Chromebook
・HP Chromebook 11 G3 / G4 / G4 EE
・HP Chromebook 14 G4
・HP Chromebook 13
・Lenovo 100S Chromebook
・Lenovo N20 / N20P Chromebook
・Lenovo N21 Chromebook
・Lenovo ThinkCentre Chromebox
・Lenovo ThinkPad 11e Chromebook
・Lenovo N22 Chromebook
・Lenovo Thinkpad 13 Chromebook
・Lenovo Thinkpad 11e Chromebook Gen 2
・Medion Akoya S2013
・Medion Chromebook S2015
・M&A Chromebook
・NComputing Chromebook CX100
・Nexian Chromebook 11.6″
・PCMerge Chromebook PCM-116E
・Poin2 Chromebook 11
・Samsung Chromebook 2 11″ – XE500C12
・Samsung Chromebook 3
・Sector 5 E1 Rugged Chromebook
・Senkatel C1101 Chromebook
・Toshiba Chromebook 2
・Toshiba Chromebook 2 (2015)
・True IDC Chromebook 11
・Viglen Viglen Chromebook 11

なんと私が使っているAcer C720はちょっと古いようで、対応機種の一覧には載っていませんでした。きっと動作検証はしないけれど、動作しちゃったりするんだろうと楽観視していますが、実際のところは良くわかりません。

2016年はChromebookの大転換期になるかもしれない

僕が使っているC720が対象外だったのはちょっとヘコミましたが、何はともあれこれまで大きな飛躍の機会が無かったChromebookがここに来て大きな注目を浴びつつあるのが何より嬉しいです。

ChromebookでAndroidアプリが動作するのがどの程度ありがたいことなのか、イマイチ実感出来ていないのですが、Vergeの動作を見ているとゲーム一つとってもかなり遊び方の幅が広がるんだろうなと感じています。

低スペックのPCでも軽快に動作するのがChromebookの大きな特徴の一つだったわけですが、Google Playが提供されるようになったことで、性能が求められるパソコンになってしまっては本末転倒なので、Chromebookの良さを活かしつつ、Google Playが提供されるようになれば良いなと思います。

何はともあれ2016年はChromebookに大転換期となる勝負の一年になりそうなので、Chromebookerの僕としても動向を追って、気になる情報があればアップしていきますよ。