ここがよくわからないよ、Windows10 S

2017年5月2日にMicrsoftが新OS、Windows10 Sとノート型PCのSurface Laptopを発表しました。高性能なモデルであるSurface LaptopにWindows10 Sが標準搭載されているので、話がややこしくなっていますがWindows10 Sは機能制限した教育機関向けのOSで、Windows10の廉価版とい位置づけです。

今はまだ情報が少なくWindows10 Sについてよくわからないことが多いので、僕なりにWindows10 Sについて感じた疑問について調べてみました。



Windows10 SのSは?

Microsoftの発表によるとWindows10 S のSは、「シンプルで合理的 (Streamlined)」「安定したパフォーマンス (Superior Performance)」、「高度なセキュリティ (Security)」を示しているようで、さらには「今日のWindowsの魂 (Soul)」の意味も込められているとか。

はっきりいって良くわかりません。こじつけのようにしか思えずSでもMでも何でも良かったんじゃないの?という気がしないでもありません。

事前に噂されていたWindows10 cloudの方がわかりやすいと思うのですが、今回発表された内容を見る限りCloudという名称も今一つ当てはまらないので、Sになったのかなと。

Windows10 Sの主な特徴は?

Windows10 Sの一番の特徴としては使用できるアプリケーションがWindowsストアからインストールできるアプリに限るということ。これがどういうことかというと、例えば皆さんが良く使っているChromeやFirefoxはインストールできないし、GoogleDriveもインストールできないし、Kindleもインストールできないです。

もともとアプリの少なさが致命的と言われていたWindowsストアに限定して喜ぶ人なんてどれほどいるんだろう?

他の特徴としては機能が簡略化されたことでOSの起動が高速化されているとのこと。

また導入時のセットアップをUSBメモリにインストールすることで大量のPCへの展開が容易にできることなどが挙げられています。

教育機関用のOSとは?

このように一般利用者にとってほとんどメリットの無いWindows10 Sですが、対象となる利用者が教育機関となっています。

教育機関では複数台のPCを一斉にセットアップしたり、メンテナンスを行う必要がありますし、利用者のITリテラシにも差があるので、様々な使い方を想定して安全性を考慮する必要があります。

Windows10 Sはこういった教育機関特有の環境で力を発揮するように作られています。考え方としてはChromebookに近いところがあります。

もっとも今のところChromebookは管理を全てCloud上で行うので、Windows10 Sより一歩進んでいるという印象を受けますが。

Windows10sとWindows10pro、Homeとの違いは?

英語のサイトですが、Windows10 S、Home、Proとの違いを表にしてまとめていたサイトがありましたので、こちらに掲載させて頂きます。

Windows 10 s features 機能比較 Pro Home

出典元:mspoweruser.com

Windows10 Sはさすがに教育機関向けOSということでAzureADを使えます。クラウド上でアカウント管理、グループポリシーの適用が出来るところなどは管理者側の立場に立つとありがたい機能です。

この表を見て思うのがAzureADやIntune対応、Bitlockerなど機能的にはどちらかというとWindows10 HomeよりはWindows10 Proに近いということ。

管理用の機能が充実しているので、教育機関向けと言わず、意外とEnterprise(企業向け)の用途でも力を発揮しそうな気がします。

ちなみに今回発表されたSurface LaptopにはWindows10 Sが標準搭載されますが、2017年末まではWindows10 Proへ無償アップグレードが出来るそうです。共通機能の多さを見ると納得できます。

まとめ

今回Surface Laptopが999ドルというちょっと高い価格設定されたPCにWindows10 Sが標準搭載されたため、Windows10 Sの位置付けが曖昧になってしまった感じがしますが、実際のところWindows10 Sは機能制限した廉価版Windows10という位置づけです。

今後AcerやASUSなどのPCメーカーからは189ドルからという激安価格でWindows10 S搭載PCが発表されるそうなので、本命はこちらなのかなと思っています。

Webブラウジングが出来て、Officeが使えればいいよ、という人にとっては大きな選択肢の一つとなるでしょう。

個人的にはSurface Laptopがかなり気になっているので、Surface Laptopを購入してWindows10 Proにアップグレードしたいなぁ、と画策中です。日本での価格設定、そしてWindows10 Proへの無償アップグレードサービスの有無などが気になる所です。