Surface Hubは次世代の会議ツールなのか?

2015年1月にMicrosoftが発表したSurface Hub。Surfaceというタブレット端末の名称が付けられていますが、大画面のTVみたいなその姿に違和感を感じた人も多いかと思います。そんなSurface Hubは7月1日より受注が開始し、9月から出荷予定とのニュースが舞い込んできました。Surface Hubは分類上は企業におけるコミュニケーションツールの位置づけになると思いますが、これまでのツールとどのような点が違うのかを追いつつ、その可能性を考えたいと思います。

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Surface Hubとは

Surface Hubは55インチと84インチの大画面を有した端末です。OSはWindows10を搭載していますが、専用のインターフェースを備えています。主に企業内の会議などで情報共有を行う端末と位置づけられています。

Surface Hubの主な機能は、Skype for BusinessやOneNoteといったサービスをリアルタイムに利用できることです。フロントに設けられたカメラでTV会議を行うことも出来るし、画面をタッチ操作したり、ペンで書き込んだ内容をOneNoteに保存してスマートフォンで共有したりすることが出来ます。

Surface Hubで出来ること

まずはMicrosoftがリリースしているこちらの動画をご覧下さい。

この動画からもわかる通り、Surface Hubが出来ることには次のようなものがあります。

  • リモコンの様なものでSurface Hubの電源を入れることが可能
  • タッチ操作が可能
  • ホワイトボードの様にペンで書き込みが可能
  • タブレットのSurfaceの画面をSurface Hubに表示することが可能
  • 1つの画面で2つのアプリを表示することが可能
  • 遠隔地のメンバーも会議に参加可能
  • 遠隔地のメンバーも画面教諭が可能
  • ホワイトボードに記入した内容をスマートフォンに送ることが可能

Surface Hubを使った会議のメリット

さて、それではこのSurface Hubを使った会議のメリットはどんなものがあるのでしょうか。先ほどの動画を見ると、画面をタッチで動かすことが出来たり、ペンで書き込むことが出来たりすることが印象的ですが、僕の感想ではそこに人が集まることと、1つの画面を皆が操作できることが最大のメリットではないかと考えています。

一般的な会議の問題点

会議室に55インチや84インチのモニタが設置されている企業は沢山あると思います。そしてモニタにPCの画面を表示して議論することは多くの企業で実践されています。この場合、画面に写しているPCを操作する人は一人なので、議論の内容を一人の人が操作して、表示していかなくてはなりません。このような場合、PCを操作する人は操作に気を取られ、議論に参加出来なかったりしがちですし、議論している人達も議論に夢中になってモニタに表示されている情報に目が行かなくなってしまったりといった状況に陥りがちです。また会議の参加者の席は固定されがちです。

Surface Hubを使った会議では

一方Surface Hubの場合、意見のある人がSurface Hubに歩み寄ってペンで何か入力したり、画面を操作します。それに意見のある人がSurface Hubに歩み寄って操作します。このように議論する人、操作する人がわかれることが無く、さらに議論が白熱してくると必然的にSurface Hubに近づかなくてはならないという構造上、Surface Hubを中心に参加者の議論が加速する仕組みになっているんですね。

SurfaceHubmeeting

ごくわずかな違いですが、会議の活性化を真剣に考えている企業に取っては試してみる価値のあるツールでは無いかと思います。とはいえ、84インチモデルで約250万円、55インチモデルで86万円とそれなりのお値段なので気軽に変える代物では無さそうです。

余談ですが、日本のメーカーでも似たようなツールを出していまして、例えばNECのブレインボードなんて製品もあります。こちらは65型/46型の2サイズ構成で、タッチ、ペン操作も可能ということで非常にSurface Hubに近いコンセプトの商品です。違いと言えば、書き込んだ内容を独自アプリで共有するところなどでしょうか。Surface Hubの発売で、同種の製品との比較ということで企業からの引き合いが増えるかもしれませんね。