なんだかんだ言ってプライベートではほぼChromebookだけで1年過ごせてしまいました。多くの人にマニアックだとか、マイノリティだとか、ネットが繋がらないと使えない不便な端末などなど揶揄されもしました。
絶賛愛用中のAcer C720
が、1年間使ってみて全然困らないどころか、サクサク軽快に動作してストレス無いし、Googleのサービスとの連携がシームレスだし、安いしバッテリーの持ちもよいし、セキュリティも確保されていて、こんなに素晴らしいパソコンないじゃん!といまだに絶賛中です。
比較しちゃうと申し訳ないぐらいですが以前使っていたWindowsRTを搭載したLavieYとは比べ物にならないぐらい安定して快適に使えています。
そんなChromebookなので当面は使い続けるつもりですが、やっぱりWindowsパソコンに戻ろうかなとも考えています。今回はChromebookからWindowsパソコンへの移行を検討するに至った経緯などを綴ってみます。
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目次
少数派ゆえの苦しみ
海外では人気があるようですが、国内ではChromebookを使っている人はまず見かけません。使っている人が少ないということは、関連するアプリや周辺機器なども発売されないということに繋がってきます。
例えばiPhoneは圧倒的に利用者が多いのでケースやフィルムなど関連商品はものすごい種類が取り揃えられていますが、人気の無いAndroid端末ではほとんど関連商品が発売されません。これと同じで、使う人の多いWindows端末に合わせた周辺機器は沢山発売されますが、Chromebookに合わせた周辺機器はまず発売されません。
これで困るのが、例えば印刷をしたい時。Chromebookから印刷する場合はGoogleクラウドプリントに対応しているプリンタである必要がありますが、対応したプリンタほとんど売っていません。
また、音楽管理ソフトのiTunesやXアプリなどはChromebookには対応していません。このため、音楽を録音することができません。
当然年賀状ソフトも対応していないので使えません。
Chromebookのコンセプトからすると、プリントも、音楽も、年賀状もクラウドサービスを使え、ということでしょうが、どうしてもここの部分は使っていてストレスを感じる部分でありました。
OSの将来性に疑問符
以前の記事にも書きましたがChromebookは、今後Androidに統合される予定です。
Chrome OSとAndroid統合で考える、OS統合の未来
Chromebook単独で展開するよりはAndroid端末の利用者を取り込める統合策はアリだとは思いますが、将来性は不透明でこのまま使い続けていても良いのか疑問を感じ始めています。
時折やってくるアップデートで細かい不具合はどんどん解消されており、今のところ日々進化している端末ではありますが、いつまで続くかはわからないという不安もあります。
Windows10が予想以上に良かった
まだ仕事でちょこっと触っている程度ですが、Windows10が意外と良い出来で、Windows 10 mobileなどと合わせると結構ヤルなぁと唸らせられるものがあります。もともとソフトウェアに関しては素晴らしい実力を持っているMicrosoftですらクラウド、モバイル戦略でAppleやGoogleに遅れをとっていましたが、ここにきて一気に差を詰めてきているように感じます。特にデスクトップとモバイルの統合をいち早く進めているところに、Microsoftのしたたかさを感じています。
Windowsの格安PCが意外に使える
Chromebookの対抗として出してきたAsusのX205TAやHPのStream11などは3万円前後の価格の割にかつてのネットブックのようなもっさりと遅いという感じではなく、意外とサクサク動作して使えます。ネットサーフィンやブログを書く程度の僕のような使い方では十分すぎるぐらい。実際この文書もX205TAで書いていますが、Chromebookで作成するのとそん色なく使えています。
まとめ
ということでChromebookから格安WindowsPCに戻ることを検討中です。今のところ業務用のX205TAとは別にプライベート用にX205TAをもう一台買うか、ポップな色合いがかわいらしいHPのStream 11あたりを考えています。これらのPCはストレージ容量が少ないのでデータの一部をクラウドに移行しないといけないので、既存のPC資産の整理もこの際やってしまおうかと思っています。
結局Microsoftの思うツボになっているようで悔しいですが、リスク管理の観点からもGoogle一択からも脱却していく予定です。