Office 365 soloは本当に割高なのか

Word,Excel,PowerpointといったMicrosoft Officeを使うには永続ライセンス(買い切り型)とサブスクリプションライセンス(定期支払型)の2種類のライセンス体系があります。

永続ライセンスは購入時に支払えば、追加の費用を支払うことなく使い続けられますが、サブスクリプション型は毎年(毎月)支払いが発生するため、長く使えば使うほど永続ライセンスの方がお得と考えられがちです。

そこで永続ライセンスの代表格であるOffice Home & Business 2016とサブスクリプションライセンスのOffice 365 soloを比較してみて、本当にお買い得なのはどちらなのか?最適なライセンスの選び方を考察してみたいと思います。

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目次

ライセンス内容の比較

Officeの2つのライセンス体系の比較表を作成してみました。

Office365homebusiness

赤字の部分がOffice365だけの機能、サービスになります。簡単に言うとOfficeスィートのみのOffice Home & Business、Officeスィート+OneDrive、SkypeのOffice365 soloといった感じです。

価格差をどう考えるか?

上記表のOffice Home & Businessの価格はMicrosoft社の公式サイトの値段で、Amazonや量販店では3万円前後で購入出来るようなので、実質的には3年以上使うとなると支払い総額で言うとOffice Home & Businessの方が安くなりお得です。では、本当にOffice 365 soloは割高なのでしょうか?

Office 365 soloは1TBのストレージと60分の無料通話に価値がある。

ではOffice 365 soloは長期間利用すると割高なのか?というとそうではないと考えます。両ライセンスの決定的な違いはOneDriveとSkypeのサービスの有無です。

OneDriveは1TBという膨大な量のストレージが付いてきますし、Skypeは日本においては携帯電話、固定電話のどちらにもかけられる無料通話が60分も付いてきます。

例えばオンラインストレージの代表格であるGoogle Driveだと1TB利用すると1ヶ月9.99ドル、日本円にして約1,200円です。同様のサービスのDropBoxも1TBで1,200円とOffice 365 soloとほぼ同額になります。

またSkype通話の60分間の通話料金ですが、一般的な通話料金である30秒20円で換算すると2,400円分の通話量に匹敵します。

高機能なOfficeスイーツの最新版を常に使えつつ、さらに1TBのストレージと60分間の通話が付いてきて月額1274円ってめちゃくちゃお買い得ではないでしょうか?

さらに1ライセンスで利用できる端末数にカウントされるに、タブレット、スマートフォンでの利用台数も増えていますし、使い方次第ではOffice 365 soloはとてもお買い得なサービスなのです。

最適なライセンスの選び方

このようにOffice 365 soloは長期利用を考えた時に費用がかさみますが、その一方で様々な付加サービスが利用できます。そこでどちらのライセンスにしたらよいか悩む人も多いと思いますので、最適なライセンスの選び方を書いておきます。

永続ライセンス(Office Home & Business)が向いている人

PCを頻繁に買い替えをせず、Officeが使えればそれで十分という人。PCとセットでOfficeを購入するタイプの人はこちらのライセンスで十分じゃないかと思います。頻繁にPCを買い換える人にとっては向いていないでしょう。またOneDriveやSkypeを使わない人もこちらの方が向いているでしょう。

サブスクリプションライセンス(Office 365 solo)が向いている人

1TBのOneDriveや60分の無料通話がついてくるSkypeに魅力を感じる人には向いているでしょう。また以下の項目に当てはまる人にもOffice 365 Soloが最適でしょう。

  • PCを頻繁に買い換えたり、複数台端末を所有している人
  • 常に最新のOfficeを使いたい人
  • 格安SIMでケータイ料金を抑えている人

まとめ

使い方によってOffice Home & Businessで十分という人も多くいると思いますが、Office 365 soloで追加される様々なサービスに魅力を感じている人は積極的に選ぶべき選択肢だと思います。

Windowsパソコンへの回帰を予定している僕もOffice 365 soloを検討しています。動画ファイルはほとんど持っていない僕にとっては1TBはバックアップ用のストレージとして文句無いですし、格安SIMの弱点である通話料の削減にも役立つし、最新のOfficeを使えるし、ということでも現状ではベストな選択肢かなと。

というわけで、Office 365 soloはその内容に見合った料金で、決して割高ではないと言えるでしょう。

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