新たに創設された国家資格「情報処理安全確保支援士」。僕は登録資格のある情報セキュリティスペシャリストに合格していたので、名前のダサさはともかく、情報セキュリティに関する仕事に従事する者としてこれは登録しておきたいと思い先日登録申請を行いました。
しかし事前に調べていたとは言え、やってみるとそれなりに大変だったので大変だった部分に焦点をおいてご紹介します。なお、詳しくは最後にご紹介する正規のサイトを参考にして下さいね。
目次
1.WEBからダウンロードしてくる資料
登録事項チェックリストを見てもらうとわかるのですが、WEBからダウンロードして必要事項を記入して印刷して署名して捺印するだけの資料は比較的すぐに準備ができます。
WEBから用意できる書類
いずれの書類も自筆の署名が必要です。またチェックリスト以外は捺印も必要なのでお忘れなく!
広告
2.行政で入手する書類
情報処理安全確保支援士の登録でやっかいなのが、行政で入手する書類が多いことです。今回僕が一番面倒だったのがこれです。
行政で入手する書類
- 登記されていないことの証明書
- 市区町村が交付する身分証明書または身元証明書
- 戸籍謄本もしくは戸籍抄本、または住民票の写し
身分証明書、戸籍謄本(抄本)、住民票の写しなどは同じ窓口で入手できることが多いと思いますが、登記されていないことの証明書は管轄が違い法務局で扱うことが多いので窓口が変わります。これらの書類は必要なのはわかりますが、もう少し入手を簡易にしてほしいものです。
ちなみに僕は神奈川県在住なので馬車道にある法務局戸籍課まで行って入手しました。
3.各自で用意する書類
最後に各自で用意しなければいけない書類が残っています。自分で用意しなければならないのは以下の書類
各自で用意する書類
- 試験の合格証書のコピー
- 9,000円分の収入印紙
- 10,700円の振り込み領収書(ネットバンキングの場合は振込完了画面のコピー)
合格証書のコピーですが、対象となるのは情報セキュリティスペシャリスト、テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)の合格証書だけです。情報セキュリティアドミニストレータ試験の合格証書は採用されませんのでご注意下さい。
登録免許税である9,000円分の収入印紙は郵便局などで購入できます。登録手数料10,700円は指定された口座に振り込む必要がありますが、その振込を証明する書類を用意する必要があります。
具体的には、
- 金融機関などの窓口振り込みの場合は受領書等の原本
- 金融機関などのATM振込の場合は明細表等の原本
- インターネットバンキングの場合は振込完了画面のコピー
の3つのうちいずれかが必要となります。
最後に
その他にも、情報処理推進機構に送るための封筒も用意する必要があります。
登録免許税、登録手数料だけでも結構お高いですが、行政で入手する資料も1,000円近くかかりますし、書類を送付する際は簡易書留で送らないといけないので500円弱かかりました。
とまあ、終わってしまえばあっという間ですが、登録するにあたってはIPAのサイトと手引きを何度も読んだりと、意外と時間と手間がかかってしまいました。
最初の登録申請の締切が2017年1月31日までですが、直前になってこれらの書類を一気に集めるとなると結構大変なので前もってやっておいた方が良いでしょう。
関連サイト:下記3つのリンク先は必読。じっくりと熟読してから手続きに入りましょう。