試験勉強、PDCAのC(Check)をしっかりやっている?

皆さんは何らかの試験を行うときに、ただやみくもに問題を解いたりしていませんか?今日は試験勉強に必要なPDCAというサイクルと、そのサイクルの中でも特に重要なC、Checkについてお話します。

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目次

PDCAとは

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PDCAはPlan-Do-Check-Actionの頭文字を取ったもので、業務の進め方を表したものです。
Planで計画を立て、Doで計画を実行し、Checkで実行した結果を評価し、Actionは評価した結果を踏まえた改善策を立てることです。

この4つのプロセスをグルグルと回すことで、業務改善を進めるもので、ビジネスの現場では至る所でこのプロセスが使われています。

総じてビジネスがしっかりと回っている会社ではこのPDCAのサイクルが有効に働いていますし、ビジネスがうまく回っておらず、問題点の多い会社ではこのPDCAのサイクルが回っておらず、どこかのプロセスに問題があることが多いです。

このような仕事の進め方の一つであるPDCAですが、これは試験勉強にもあてはめることができます。

試験勉強のPDCA

Plan

試験までの期間を逆算し、何月までテキストを終える、いつまでに問題集を解き終える、直前期は過去問で仕上げる、など学習プランをまずは定めます。この計画を立てるときに、必ずチェックの計画も入れておきましょう。例えば、学習開始後1カ月に勉強の進捗をチェックする日を設定しておきましょう。

Do

Planで立てた計画に沿って勉強を進めます。ここで重要なのは、計画通り進めることが目的にならないことです。まずは理解をし、学習した内容を定着させることが大切なので、計画通りに進まない場合、理解が進まない場合は予定を早めてすぐに次のCheckのプロセスに進みましょう。

Check

これまでの学習内容を振り返り評価(チェック)を行います。計画通りに行っているのか、行っていないのか、学習の理解度に問題はないか、勉強の仕方で改善できることは無かったか?などこれまでの学習内容を多面的に振り返りましょう。

ただし、このCheckのプロセスに多くの時間を費やす必要はありません。30分から1時間ぐらい
かければ十分です。時間はかけない代わりに、集中して自分の頭でしっかりと考えて振り返りを行ってください。

Action

Checkでじっくりと振り返りを行った後、上手くいかなかった部分をどう改善するかをここで考えます。Checkのプロセスで問題点をしっかりと見極めることが出来ていれば、Action内容も絞り込まれていきます。Actionの内容が定まらない場合は、いったんCheckのプロセスに戻ることも考慮しましょう。

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PDCAのプロセスの中で何が一番大切か?

どのプロセスも大事ですが、まずは学習を初めて、継続することが大切なのでDoが重要です。しかしDoができるるようになると、勉強をすることが目的になってしまいがちで、ついついCheckやActionを軽視しがちです。

勉強の本来の目的である、資格を取る、試験に合格する、にはDoだけでは必ず限界にぶつかります。あるところまでは伸びますが、そこから先になかなか進めなくなってしまいます。

そんな時に重要なのがCheckのプロセスです。Checkのプロセスでいったん勉強の手を止めて、客観的に、これまでの学習を俯瞰して自分の頭で考えることがとても大切なのです。

これが出来るようになると、改善、計画と繋げやすく、成長が加速していきます。

多くの人が、問題量を多くこなせば合格できると考えがちですが、ある程度の量をこなすのは絶対に必要ですが、それだけでなく、定期的に学習内容を振り返ることで、勉強の濃度を濃くし、学習効果を高めることができます。

勉強の中で行き詰ったら、まずはCheckしてみましょう。最初はうまくできないと思いますが、繰り返していくことで、自分なりの効果的なCheckができるようになります。

Checkをしっかりとやって成果を上げていきましょう。