世界一の給料を支払う会社はこうやって社員満足度を高めていた

僕が大好きな雑誌の一つ、COURRIER JAPONの8月号のメイン特集が「成長できる」「幸せになれる」21世紀のホワイト企業、でした。著名な会社がどのような社風であるとか、ルールがあるかなどを様々な事例を用いて紹介していました。

そんな特集の中であの会社の記事がありました。そう、ゴールドマン・サックスです。

ゴールドマン・サックスってご存知でしょうか?名前だけは聞いたことがある人も多いと思いますが、猛烈なハードワークと世界一高給というイメージが有名なアメリカの投資銀行です。2013年の社員の平均年収が約4,560万円と尋常じゃない額であることからも、その凄さが垣間見えます。一方であまりにハードワークなのでブラック企業なのかと思いきや、そうではなく優秀な社員がお客様のためにハードに働いてもらえるよう、社員満足度(Employee Satisfaction:ES)の向上にもかなり力を入れています。

今日はそんなゴールドマン・サックスの世界一流のESについて紹介したいと思います。

スポンサーリンク



最も働きがいのある会社

ゴールドマン・サックスは米フォーチュン誌が毎年調査を行っている、最も働きがいのある米国企業100社に常にランクインしています。このランキングが始まって以来毎年ランクインしている会社は13社しかないということで、従業員の満足度が安定して高いことがわかります。ゴールドマン・サックスのESを高めている要因を3つにわけて説明します。

1.世界一の給与

何はともあれ高い給与をもらえるということがESを高めている要因の一つです。先にも書きましたが従業員の平均給与が4,560万円ということですが、日本ではトップクラスの企業の平均年収が1,400万円前後なので、彼らがいかに高い給与を貰っているかわかるでしょう。

2.福利厚生の充実

施設面でのES強化施策

2009年にリニューアルされたマンハッタンの本社ビルにはコーヒーバーが用意され、社員のコミュニケーションの場所が設けられていたり、フィットネスセンターが用意されていたり、カフェテリアには人気店のメニューが定期的に入れ替わりながら提供されるなど、とても働きやすい環境が用意されています。

フィットネスセンターではトレッドミルやエアロバイクが並び、フィットネスのコースは70以上にも及ぶとのこと。さらに理学療法センターと医療センターも併設されています。ただしGoogleなどと違ってこれらの施設は無料で使えるわけではなく、社員でもお金を支払って利用するようです。

gym-595597_640

多様な働き方を用意

勤務形態は在宅勤務やジョブシェアリングなどを推進しており、通常時は約30%もの社員が在宅勤務をしているとのことです。マネージャー以上の役職の21%が女性であり、社内保育所を用意するなど女性の採用と復職支援も推進しています。さらに社内には80以上の業務とは関係ないネットワークがあり、セクシャルマイノリティやNPOのプロジェクトに参加するものなど、社内での多様な関係性を築いています。

3.社員の文化

ゴールドマン・サックスでは、仕事はハードですがコンセンサスを重視します。フラットな組織でチームワークを重視する社風はウォール街では他に無く、この協力しあう社風、文化がゴールドマン・サックスの差別化要因なのかもしれません。

さらにはゴールドマン・サックスでは世界中から優秀な人材が集まっていることから、優秀な人達と仕事が出来るという環境そして、世界の資本主義を自分たちが回しているという強烈な自負が従業員のESを高めている要因の一つになっているのではと考えます。

light-828547_640

まとめ

このように福利厚生面では似たような施策を提供している会社はあると思いますが、給与面や社内の文化といったものは真似できるものではなさそうです。

このCOURRIER JAPONの記事の中にも書かれていますが、ゴールドマン・サックスでは今回紹介したようなESを高める工夫を凝らしていますが、それ自体が目的ではないと言っています。ESを高め社員が働きがいを感じ、モチベーションを高めることで質の良いサービスを提供でき、それが結果的に顧客満足度(Customer Satisfaction:CS)を高めることを目的としています。

CSが重要である、と多くの会社が言うものの、掛け声で終わってしまって具体的な施策に落とし込めていない会社が多数あります。そのような中で世界のトップ企業はCSを高めるための施策の一つにESを高める施策を取り込んでいるということは、ESの重要性を経営陣がしっかりと理解しているからでしょう。

色々と書きましたが、従業員が全力で頑張れて、それに応える仕組みがあるというのは素晴らしいなと感じたのでした。