先日のREIの故障で困っていた時に、どうせ買い換えるなら面白いスマホでも買ってみようかな、なんて思ってAmazonのSIMフリースマホを漁っていたら、興味深いスマホを見つけました。
HOMTOMという謎のブランドのスマホが1万円を切る8,980円で売っているのではないですか!見た目はちょっとiPhoneに似た感じのプレーンなデザインでなかなかかっこいいし。
そこでこのHOMTOMというブランドがどんなものか少し調べてみました。
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目次
HOMTOMとは?
中国の深センにあるメーカーで2009年に設立されて、2015年よりスマートフォンの発売を開始したばかりの歴史の浅い会社です。販売開始からすでに10機種以上のモデルを矢継ぎ早に市場に投入して意欲的な活動に取り組んでいます。
ホームページ上ではやたらと様々な高品質を維持するための体制のアピールがされていますが、この辺りは日本のFREETELと似た感じなのかな(つまり品質が悪いのに、ちゃんとやってるアピール)。
次に日本で(Amazon Japanで)購入できるHOMTOMのスマホのうち特徴的な3機種をご紹介します。
HT3 Pro
HOMTOMのエントリーモデルの位置づけのようです。2016/10時点でAmazonでは8,970円で売っています。一万円切っているスマホってだけでも凄いのですが、カタログ上のスペックがそこそこいいのにもっと驚きます。
SoC:MTK6735P クアッドコア 1.0GHz
Display:5.0inch HD
OS:Android 5.1
RAM:2GB
ROM:16GB
OutCamera:13MP
Battery:3,000mAh
HT7 Pro
こちらはHT3 Proのディスプレイが大きくなったモデル。スペック的にはディスプレイ意外はHT3 Proと同じのようです。HT3 Proが丸みを帯びたデザインだったのに対して、こちらは直線基調の男性っぽいデザイン。こちらもAmazonで9,650円で売っています。安すぎて怖いです。
SoC:MTK6735P クアッドコア 1.0GHz
Display:5.5inch HD
OS:Android 5.1
RAM:2GB
ROM:16GB
OutCamera:13MP
Battery:3,000mAh
HT20
最後にご紹介するのがタフネススマホのHT20。こちらは防水・防塵・耐衝撃で、さすがに他のモデルよりは値段が高いですが、それでも16,380円と激安です。
SoC:MTK6737 クアッドコア 1.0GHz
Display:4.7inch HD
OS:Android 6.0
RAM:2GB
ROM:16GB
OutCamera:13MP
Battery:3,500mAh
まとめ
とまあ、こんな感じでHOMTOMのホームページを見ながら記事を書いていたら、HOMTOMのホームページが落ちていました。大丈夫かよ。
ネット上のレビューや動画を見た限りでは品質面では結構怪しそうです。充電されないとか、同梱されていたフィルムが折れていたとか、端末を振るとカラカラ異音がするとか、すぐに壊れたとか。ちょっと危ない感じですが「この値段なら失敗してもいいかな」と思わせるなんとも言えない怖いもの見たさ的な感じがあって、超気になるメーカーです。
個人的に怖いのは最近のGalaxy Noteの発火事故みたいに、バッテリー周りの品質不良による炎上などの事故。この辺は使ってみないとわからないのですが、あえてリスクを拾うほどの魅力を感じていない人は、FREETELのアウトレット品などを狙ったほうが安心かな、なんて思っています。
ただ、スマホの世界は移り変わりがとても速いです。現在SIMフリーで大人気を誇っているASUSは3年前にはスマホはほとんど売れていなかったし、Huaweiも安物スマホのイメージがあったのが、今では高品質はハイスペック端末を扱うようになっています。
数年後にHOMTOMが日本で大人気になっていないとも言えません。さてさてどうなるでしょうか。