6月21日春の情報処理試験の合格発表がありました。例年は第2もしくは第3金曜日の発表でしたが、今年はなぜか水曜日に合格発表といつもと違うものになりました。僕は以前こちらにも書いた通り、今年の春もシステム監査試験を受けてきました。
結果は惨敗(あえてこの表現を使いますが理由は後述、、)でした。そこで結果報告&自分なりの反省と来年に向けて考えてみました。
目次
結果報告
上記が結果です。午前2、午後1とまあぼちぼち、午後2がB評価で不合格となりました。実は昨年のシステム監査の結果と比べるとほぼ同じ。昨年は午前が72点、午後1が61点、午後2がB評価でした。
今年はあまり勉強時間が取れなかったものの、全くやらずに臨んだわけでも無いので、多少成長してても良いものですが、結果としてほとんど変わらずで成果に現れるほどの成長はできていませんでした。
次に統計情報を見てみましょう。僕はこの統計情報を見て愕然としました。
午前2はともかく、午後1はボーダーの60点前後に異様に人が集中しています。僕は62点でギリギリ合格でしたが、おそらく筆記で一つでも間違えていたら60点以下になっていたという綱渡りの状況でした。
そして僕が一番驚いたのが午後2の統計情報。なんと午後2まで進んだ人の45%が合格しているのです。2人に1人ぐらいの確率です。ということはB評価の僕は全体の半分以下の成績だったということ。今年は午後1試験が確かに難しかったので、その難問を乗り越えた人の多くにとっては午後2は解き易いものだったのでしょう。
ということで個人的には午後1もズタズタ、午後2もズタズタで惨敗だったというのが実感です。
敗因分析
思いつくままに順番に敗因を挙げてみると、
- 転職後仕事が忙しくなり平日の勉強時間が無くなった。
- 慣れない環境下で疲れてしまい、週末は休まざるを得ず、まとまった勉強時間の確保ができなかった。
- システム監査の勉強が面白くなく、勉強にはまりこめなかった。
- 実務にあまり関係無い試験区分なのでリアリティが沸かない。
- 演習で解いた過去問の論文を客観的に評価できていなかった。
などなど。時間がないことや、実務に関係ないことを言い訳にしている時点で情けないのですが、これが本音です。
システム監査は情報システム全体を俯瞰できる視野の広さが必要で、いつか取りたいと常々思ってはいるものの、憧れだけで実際に業務で使う機会も無く、実感がわかないのが一番難しく感じる部分ですね。勉強した内容が頭の表面の部分で止まってしまって、深く浸透してこない感じです。
そしてもう一つ大切なのが論文の客観的な評価が出来ていないことです。これまでのプロマネやITストラテジストは自分の書いた論文に対して自分でツッコミを入れて、修正が出来たのですが、システム監査の論文だけは、どういった論点で間違いを指摘したら良いのか客観的な視点を持つことが全然できませんでした。
この辺りも何度も試験に落ちてしまう原因の一つです。
来年以降システム監査を受けるかどうかはわかりませんが、受けるのであれば模試とか受験校の添削サービスを利用するなど、ある程度有償サービスを活用しないと、今のままのやり方では厳しいのかなと感じています。
とりあえず、秋の情報処理試験は会社命令でITサービスマネージャを受験する予定なので、気持ちを切り替えていきたいと思います。