2019年も12月。早いものでもう年末です。さて、企業における年末のよくある風景として営業マンのカレンダー持参の年末挨拶があります。
営業担当者の立場からすると色々とメリットもあると思いますが、受け取る方としては大量にカレンダーが溜まるし、処分にも困るのでそろそろこの習慣もやめてほしいと思ってます。
そこで今回は年末挨拶のカレンダーについて書いてみます。
目次
年末の挨拶カレンダーってなに?
年末の11月末頃から12月中にかけて、営業担当者が年末の挨拶と称して、取引先に回る際に配布する自社のロゴや社名などが書かれたカレンダーを配る習慣のことです。
いつからこの習慣が始まったかは定かではありませんが、僕が社会人になった20年前にはすでにこの習慣はあったように記憶しています。
年末カレンダーのメリット
この習慣、営業担当者にとってはそれなりにメリットがあります。例えば、1年間取引してくれたことへの感謝を伝えやすい、来年も宜しくお願いしますという気持ちを伝えやすい。など。ただ挨拶に行くだけだと手持ち無沙汰なので、カレンダーがあった方が何かと便利など。
また自社の社名が記載されたカレンダーが一年間お客様の目のつくところに掲示されていれば、広告代わりにもなる。など。
要は営業ツール、マーケティングツールの一貫として利用されているのが実態です。
年末カレンダーのデメリット
このように営業する側からするとメリットが多いように感じますが、受け取る側からするとデメリットが多くあります。
例えばカレンダーですが、取引のある沢山の会社からカレンダーを大量に貰うので、使い切れず大量に余ります。この処分も大変なのですが、環境的にもどうなんだろう?という罪悪感を感じてしまいます。
また年末の挨拶として、普段あまり会わない営業担当者が急にやってこられても、こっちはそんなに暇じゃないし、なんて思ったり。
SDGs を謳っている会社からカレンダーを大量に貰ったりすると、本当に持続可能な開発目標とか社内に周知されているのだろうか?なんて相手の企業統制に疑問を感じたりもします。
これまでは受け取る側の視点でデメリットを書いてみましたが、渡す側の営業担当者にとっても普段でも商材やパソコンなどを持ち歩いて重たいカバンに加えて、年末はカレンダーの重みも加わるので、かなり大変だそうです。営業担当者にとっても負担になっているようです。
皆がハッピーになるために年末挨拶のカレンダーをやめてほしい
カレンダーを配布する側の理由もわからないでもないですが、貰って嬉しくない人達も一定数いるということを理解して配布してもらいたいものです。
年末の挨拶カレンダーが無くなれば無駄に捨てられる大量のカレンダーも無くなり、環境負荷も低減できる。営業担当者も重たい荷物を持たなくて済むので、本来の商談に注力できるなど、皆がハッピーになれるはず。
年末の挨拶でカレンダーが貰えないと困るという人は、一度自分で使いやすいカレンダーをじっくりと選んだ方がいいですよ。自分が欲しいと思ったカレンダーは使いやすかったり、見ていて落ち着いたり、ほっこりするから。
ということで、すぐには無くならないと思うけど、徐々にこの習慣が変わっていけばいいなと思い書いてみました。