皆さんこんにちは。
僕は昨年途中から長年親しんできたAndroidからiPhoneへ乗り換えました。もともとiPhoneを利用していましたが、端末の選択肢の多さや、Googleサービスとの親和性の高さ、多様なアプリ、柔軟なカスタマイズなどの魅力に惹かれ、Androidに乗り換えたのが2015年頃の話。
その後、複数の端末を乗り換えながら、ずっとAndroidを使っていたのですが、色々と思うことがあって昨年iPhoneに乗り換えることにしました。そこで、今回はAndroid歴5年以上の僕がなぜ、iPhoneに乗り換えたのかを書いていきます。
目次
プライバシーの問題が気になるようになった
僕が最後に使っていた端末はHuaweiのP20(無印)です。この端末、ハイスペックのP20 Pro、コスパ最強のP20 liteに挟まれて今ひとつ人気が出なかったモデルですが、手にすっぽり収まる絶妙なサイズながら高性能で、驚異的なカメラの性能もあいまって、僕個人のスマホ歴で最強の端末でした。
しかしながら、そのP20ですが、ファーウェイがアメリカの制裁を受けてAndroidが利用できなくなった頃から様子が変わってきました。
独自のアプリストアへ誘導するようなガイドが表示されるようになったり、EMUIのバージョンアップをした後に突然長い利用規約に同意するような表示が出てきたりと、指紋認証がおかしくなる(登録していない指でもロック解除できる)症状がでるなど不審な挙動が目立つようになりました。
スマートフォンは生活に欠かせない必須の道具となっており、その中には僕自身の個人情報だけでなく、行動履歴、パターンなど様々な情報が詰まりまくっています。そんな大事な情報が適切に管理されているのか、知らないうちに情報漏えいしているのではないか、といった不安を感じるようになりました。
ファーウェイは中国政府との関係は無いと主張しており、情報が抜き取られているという証拠が見つかったという話はありませんが、火のないところに煙は立たないということもあり、不安を感じるようになってきました。
それなら中国メーカーのAndroidスマートフォンを買わなければ良いだけの話ですが、日本製のスマートフォンは欲しい物が見当たらず、GoogleのPixelシリーズは値段の割に安っぽいし、今ひとつ欲しいと思う端末が無くなってしまいました。
乗り換えの理由その1
中国製のメーカーを除くと欲しいと思うAndroid端末が無い、でも中国製のスマートフォンはプライバシーが気になる。
Googleの行き過ぎた個人最適化が気になり始めた
次に僕が気になっていたのは、Googleの個人へのカスタマイズが度を越してきたと感じるようになってきたことです。
僕は普段からGoogleの様々なサービスを利用していて、そこから僕のパーソナリティなどの情報を事細かに収集し、僕自身に最適化した情報提供をしてくれます。最初の頃は優秀なアシスタントのように感じ、自分が興味ある様々な情報を収集して提供してくれてとても居心地の良い状態でした。
しかし、ここ1〜2年で個人最適化の技術が向上したせいなのか、表示されるニュース、検索しようとした時にサジェストされるキーワードがあまりに、自身が考えていることとピッタリ合致することが多く、脳内を覗かれているかのような気分になることが頻繁に起きるようになってきました。
乗り換えの理由その2
Googleはとても便利でGoogle無しの生活は考えられないけど、Googleに全てを見透かされているようで気持ち悪い、と感じるようになった。
乗り換えの理由
ということで、これまで述べた通り、中国メーカーのプライバシー問題、Googleの行き過ぎた個人最適化の2つが気になり始めて、Androidからしばらく離れることにしました。
Android以外の選択肢となると今はiPhoneしかありませんが、Appleはプライバシー保護を自社の強みの一つとしてアピールしているので、選択肢としては悪くないと思います。
僕は安価で入手できるiPhone XRを購入しました。シングルカメラでナイトモードもなく、最新のスマートフォンと比べると特筆すべきところは何もない地味な端末ですが、性能に過不足はなく、大きな画面で見やすく、日常使いに不満を感じるところはあまりありません。
何より、スマートフォンの自己主張が大きくなく、自然に生活に寄り添ってくれる感じが心地良いです。
また気が変わったら、Androidに戻る可能性もありますが、最近はパソコンもMacだし、Apple Watchも買ってしまったし、気がついたらApple経済圏にどっぷりハマってしまっているので、しばらくはAppleづくしで行ってみようかと思っています。
僕のMacBook、iPhone、Apple Watch