とにかく情報が溢れ、色んな物が色んな形で繋がっていて複雑さを増す現代では、シンプルさを追い求めるのがとても難しくなっています。シンプルでわかりやすいAppleの製品が売れるのは、複雑な世界への反動なのかもしれませんね。
さて、今回は問題が起きていて何とかしなくちゃならないんだけど、どこから手を付けて良いのか、何をすればいいのかがわからない、といった状況の時に、課題を抽出する為の4つのステップについて説明したいと思います。このステップを活用すれば、クライアントの課題抽出の手伝いも出来るようになりますよ。
目次
1.問題を箇条書きで書き出してみよう。
まず起きている問題を把握しましょう。問題を把握するにはまず、問題を見える化しましょう。見える化というと難しいようですが、箇条書きで構わないので、パソコンに些細な事から大きなことまで、今感じている問題をどんどん書き出していくだけで良いです。
2.問題をグループ分けしよう。
次に問題をグループ分けします。書きだした問題の中で似たようなものを集めて並べていきましょう。ある程度グループ分けしたら、どんなグループにわかれたのかわかりやすくするために、簡単にグループ名をつけましょう。
例えば、費用面の問題が集まったグループでは「コスト」、法律上の問題が集まったグループには「法律」といった感じで、簡単な名前を付けることで、問題の全体像が見えてきます。]
3.プライオリティを付けてみよう。
グループ分けした問題の中でプライオリティの高いものを選びましょう。プライオリティは置かれている状況によって違いますが、お金の問題であればお金に関するもの、人間関係の問題であれば人間に関するもののプライオリティを高めに付けましょう。
4.課題を抽出しよう。
最も高いプライオリティつけた問題点を解消することが最優先課題になります。例えば、プロジェクトメンバーの生産性が低いことが一番の問題であれば、課題はプロジェクトメンバーの生産性を高めること。単に逆にしただけじゃないか?と思われますが、あるべき姿を明確にすることが問題解決の初期段階では重要となってきます。
プライオリティの高い問題に対する課題が明確になったら、この後はどうやってその課題を達成するのかを考えていきます。ここから先は色んな思考のフレームワークを駆使していきますが、それはまた今度書きたいと思います。