僕は中小企業診断士、高度情報処理技術者試験に3つ合格しており、試験慣れをしています。こんな僕が資格試験を勉強をする時の鉄則の一つが過去問題から解くというやり方です。
今回は過去問題から始めることのメリットについて書いてみたいと思います。
目次
受けようとしている試験の適性を知ることができる
僕は資格試験を受験しようと思い立つと、まず過去問を入手してきて実際に時間を図って解いてみます。もちろん何も勉強していないので解けるはずもないのですが、勘や雰囲気で解いてみるわけです。で、解き終わったら採点をしてみます。
半分も点が取れていたらかなり上出来、脈ありというところ。3割も取れていなかったら根本的に理解できていない、適性が無いなどと現状を把握できます。
効率的な学習のスタートを切れる
予備知識なしで過去問題を解いてみて、5割も取れていたとしたら、基本的な考え方や知識がある程度通用することがわかります。
この場合は、基礎的なインプットから始めてしまうと既に理解できているところも勉強をしてしまい、学習効率が悪いので、間違えたところの傾向を分析し、出来なかった分野から勉強を始めることで効率の良い勉強のスタートを切ることができます。
一方で初めて過去問題を解いてみて、3割も取れていなかったら基本が理解できていないと思われます。この場合は、基礎テキストを購入してきて全般的な知識のインプットから入るところから始めるといった効果的な学習のスタートがきれます。
受験しようとしている試験のレベル感を肌で感じれる
このように過去問題を解くというのは、効率的な学習の第一歩を踏み出すためのきっかけとなると共に、自分が受験しようとしている試験のレベル感を肌で知ることができます。ちょっとやれば合格できそうだ、ちょっと難しいな、真剣に取り組まないと無理だな、といった感覚を掴むことが大切になります。
この感覚を掴まずに、ただテキストを解いて問題を解いたりするのに比べて、肌感覚を知っておくだけで意識が全く異なってきます。
感覚がわからないと勉強をしただけで満足してしまいがちですが、試験のレベル感がわかっていると、これじゃ足りない、もっと理解していないと解けない、といった意識の違いが出てきます。
まとめ
ということで、特に資格試験を初めて受験される方はまず一回過去問題を解いてみることをおススメします。過去問題を解くだけで合格できるようになるわけではありませんが、合格への道筋が見えやすくなり、効率的な勉強計画を立てやすくなり、結果として合格に一歩近づけますよ。