先日ITIL Foundation V3を取得しました。今回は職場の業務命令で取得するのが必須ということだったので、3日間の研修を受けて合格しました。

ですので、いつものようにこんな勉強したら合格したといった勉強方法についての記載は、研修先の受講内容を紹介するだけになってしまいそうなのでやめておいて、合格するために必要なポイントを自分なりに整理してお伝えしたいと思います。

ITILとは

Information Technology Infrastructure Library(ITIL)とは、ITサービスマネジメントにおけるベストプラクティス(成功事例)をまとめた書籍群。1989年にイギリス政府のCCTAによって公表された。ITILの読み方は「アイティル」、「アイティーアイエル」などがある。ITサービス全体においてデファクトスタンダードとなりつつあり、重要な位置付けとなっている。

Wikipediaによるとこんな解説なんですが、要はITをサービスと位置付け、それらの成功事例を集めた事例集というものです。ISMSなどと違って規範ではないこと、ベンダー依存ではないことなどがポイントです。




ITIL Foundationとは

ITILにはいくつかの資格があるのですが、最上位にあるのがITIL Master、その下にあるのがITIL Expert、そしてITIL intermidate、最後に一番ベースとなるのがITIL Foundationになります。情報処理試験でいうと基本情報処理試験よりはITパスポートに近い位置づけになると考えてよいでしょう。

ITIL 資格の体系 Master Expert Intermidiate Foundation

なので、ITILの基本を理解するための試験ともいえるので、あまり複雑なことを覚える必要はないことがわかります。

ITIL Foundationに3日で合格するための3つのポイント

1.5つのライフサイクルと順番を覚えよう

ITILには5つのライフサイクルが定義されています。

  • サービスストラテジー
  • サービスデザイン
  • サービストランジション
  • サービスオペレーション
  • 継続的サービス改善

この五つのライフサイクルとその順番を覚えましょう。またそれぞれのライフサイクルで何を行っているかを理解しましょう。覚えるというよりは理解することが大切です。

ITIL サービスストラテジ サービスデザイン サービストランジション サービスオペレーション 継続的サービス改善




2.26個のプロセスと4個の機能の関係を覚えよう

次に各ライフサイクルにはサービスのプロセスと機能というものがあります。それぞれを表に表すと下記に示すような感じになります。

各プロセス・機能ごとに覚えておいた方がよいキーワードも記載しておきますので、こちらも覚えておきましょう。機能・プロセスは理解し、キーワードは暗記すると良いでしょう。

サービスストラテジ

サービスストラテジ 事業関係管理 サービスポートフォリオ管理 ITサービス財務管理 ITサービス戦略管理 需要管理

サービスデザイン

サービスデザイン デザインコーディネーション サービスカタログ管理 サービスレベル管理 サプライヤ管理 キャパシティ管理 可用性管理 ITサービス継続性管理 情報セキュリティ管理

サービストランジション

サービストランジション サービスの妥当性確認およびテスト 以降の計画立案及びサポート 変更評価 リリース管理および展開管理 辺国管理 サービス資産管理および構成管理 ナレッジ管理

サービスオペレーション

サービスオペレーション イベント管理 インシデント管理 問題管理 要求実現 アクセス管理 サービスデスク アプリケーション管理 IT運用管理 技術管理

継続的サービス改善

継続的サービス改善 7ステップの改善プロセス 継続的サービス改善アプローチ CSI

3.知識の深追いはしない

1,2にも記載したとおり、全てを暗記したり覚えたりすることは不可能なので、各ライフサイクル、プロセス、機能について深く知る必要はありません。何をやっているかを「理解」するだけで良いです。覚えるというよりは理解することが大切です。

まとめ

この3つのポイントを意識し、覚えるところと理解するところを明確に切り分けて学習すればITIL Foundation V3の合格はそれほど難しくありません。

ITIL Foundation V3 合格証

ITIL Foundation の合格証

黄色本とかテキストを読むと膨大な情報が記載されており、全てを理解し、暗記するのは不可能です。もちろん全てを理解していれば確実に合格できますが、それではあまりに非効率です。合格することを第一に考えるのであれば効率的な学習が必要です。