最近本を色々読んでいるけど、脈絡が無さすぎた件

毎回そうなんだけど情報処理試験の受験が終わると、試験までのストイックな時間から解放され、その勢いで一気にいろいろと本を読みます。4月にシステム監査の受験が終わってから6月の合格発表、7月からの秋試験の申込あたりまでは勉強も一休みということで、読み漁っています。

ここ2カ月の間に読んだ本を振り返ってみると、その脈絡の無さを痛感したのでご紹介。日々残業に追われ時間が無い中で意外と読んでいることに改めて気づきました。

まずは読んだ本の一覧がこちら

一見すると全く脈絡がないような本の一覧ですが、強引に分類すると4つのジャンルに分けられることがわかりました。

  1. ビジネススキルに関するもの
  2. テクノロジに関するもの
  3. 思考方法に関するもの
  4. 小説・エッセイ

それではそれぞれについて簡単にご紹介します。




目次

1.ビジネススキルに関するもの

普段の業務で必要性に迫られて読んだ本が多いですね。

図解 見せれば即決!資料作成術 3秒で決まるプレゼン資料、ビジネス資料はここが違う

新しい職場で説明したり提案したりでPowerPointのスライドを作る機会が従来より増えてきたのですが、上手く表現できないと感じることが多く、何とかしたくて手に取った本です。具体的な事例が多数記載されていて参考になります。

外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント

こちらも自分のチームのマネジメントが難しいなと思い悩むことがあって、読んでみた本です。リーダー、プロマネの心構えが書かれています。参考になる部分も多くありましたが、ここまでできればいいけど自分にはちょっと難しいな、と感じることも多かったです。

2.テクノロジに関するもの

こちらも業務上必要に迫られて読んだ書籍になります。

Azureテクノロジ入門2016

AWSに比べ、まだまだ書籍での情報量が少ないAzureですが、この本は基本から知りたい人にとってはとても整理されていて読みやすいです。Azure初心者の私でも概要を理解できました。

クラウド時代の情報セキュリティ

発行年度が2010年と少々古いものの、クラウド時代に考慮しなければならないセキュリティのポイントが網羅的に整理されているのが特徴です。セキュリティの基本に則った分析がなされています。この本を読むと、発行後7年経過してテクノロジーがかなり変化してきているにも関わらず、注意すべきポイントは大きく変わっていないことがわかります。




3.思考方法に関するもの

このジャンルは業務上というよりは、新しい環境に適合するためにメンタル面、考え方の面でなんとかしなければという思いに駆られて読んだ本ですね。

スーパープログラマ―に学ぶ最強シンプル思考術

複雑な事象を簡単なパーツに分解して考える思考術の本。UMLをベースにした考え方をプログラミングだけでなく、世の中の一般的な事象に置き換えて説明するというのが面白い所でした。身のまわりで起きている複雑な事象を何とかしなければと思いつつも、こんなにシンプルに整理できんな~、というのが感想。

心の壁の壊し方 「できない」が「できる」に変わる3つのルール

この本は新しい環境に適合できずに思い悩んでいた僕にとっては目からウロコの本でした。心の持ち方を変えるために必要なことが書かれており、とても参考になりました。まだ2回しか読んでいないですが、もう少し繰り返し読んで腹落ちさせてみたいと思います。

4.小説・エッセイ

このジャンルは単純に自分の興味で読んだ本。読んでリラックスするための読み物ばかりです。

完全残業ゼロのIT企業になったら何が起きたか

IT企業=残業が多いというイメージが定着していますが、そんなIT企業で残業ゼロを実現した会社のお話し。永江一石さんのブログの紹介で手に取ってみました。方法論としては簡単ですが、経営者・管理職の覚悟がないと実現できないな~と感じました。

モウリーニョの哲学

現代のフットボール監督としては実績も名声も超一流のジョゼ・モウリーニョがどういった考えでいるのかを解説した本。無理やり哲学者のコメントを載せたりして難解な印象があり、もう少しわかりやすく書いてもらっても良かったかも。

海辺のカフカ 上・下

 

村上春樹さんらしく、登場人物に特徴があり文章、行間がとてもお洒落なんだけど、結局ストーリーは釈然としない、といった印象。この小説はファンタジーですね。読後のすっきりしない感があるものの、話の展開が面白く2冊一気に読んでしまいました。表紙の猫と模様の入った石の絵の意味がわからなかったですが、読めばすぐにわかりますよ。

まとめ

ということで脈絡の無い本を読み漁っているな、と自分で感じつつもよくよくなぜその本を手に取ったかを振り返ってみると、仕事なり生活なりに思い悩んでいるところのヒントを探したくて手に取っている本が多いことに気づきました。

生活環境が大きく変わる中でなんとか適合しようとしている自分の苦悩が反映されているようですw

読書は新しい知識や気づきを得られるし、小説を読むことで自分で経験できないことを仮想経験することができるので、やっぱり読書は大切。これからもたくさん読んでいきますよ。