新国立競技場やオリンピックロゴのデザインで予想外のところで話題になってしまっていますが、5年後には間違いなくオリンピックが東京にやってきます。そんな5年後を見据えて企業の経営者、人事担当者の方はアスリートの雇用を真剣に考えてみませんか?
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目次
アスナビとは
アスリートと企業のマッチングではJOC(日本オリンピック協会)が主催するアスナビが有名です。アスナビを知らなかった人のために、公式サイトから概要を引用させて頂きます。
アスナビの活用概要
「アスナビ」は、JOCゴールドプラン委員会スポーツ将来構想プロジェクトが推進する「世界を目指すトップアスリートの生活環境を安定させ、競技を安心して続けられる環境を作るために、企業のサポートを望むトップアスリートと雇用側である企業とのWin-Winの関係を作る」ことを目的とした活動です。
出展:「アスナビ」とは?
具体的に行っていること
「企業側が知らないトップアスリートの実情」と「アスリートが知らない企業の実情」といった双方のコミュニケーションを通じて、相互理解を図り、両者にとって有益な環境を実現させることを目標にしています。なお、企業が選手を採用される際には、ハローワークを通じた求人・求職手続きを行っていただきます。
出展:「アスナビ」とは?
アスリートにとってのメリット
ここでは企業に雇用されるアスリート側のメリットとして、
- 生活環境が安定する
- 競技を安心して続けられる環境
といったことが挙げられています。
トップアスリートが全て恵まれた環境でトレーニングを行っているわけではなく、中にはアルバイトをしながらとか、パートタイムで仕事をしながらトレーニングを行っている人達もいます。
アスリートはレベルが上がれば上がるほど国際大会への参加、遠征などが増えて活動費がかかるようになるので、スポンサーの支援が必要になってきます。
企業のメリット
一方でアスリートを採用する企業側のメリットはどんなものが挙げられるでしょうか?
僕は次の様なメリットがあると考えます。
- アスリート社員が活躍する競技を社員全員で応援することで社内の一体感が醸成される。
- 競技で活躍するアスリート社員の活躍を間近でみることで一般社員の刺激になる。
- 企業イメージの向上を図れ、優秀な人材を採用しやすくなる。
などです。通常時でもこれらのメリットはありますが、日本中が大注目する東京オリンピックが5年後に控えているこれからはオリンピック参加種目のアスリートには通常時以上に注目が集まることから、これらのメリットの相乗効果がより高まると考えられます。
企業がアスリートを雇用することで、アスリートは競技に専念でき、その結果試合で活躍ができ、その結果、社内の一体感が高まったり、企業価値が向上する、といった好循環を生み出すことができるとお互いにメリットのあるWin-Winの関係を構築出来ます。
今東京オリンピックに向けてアスリートへの注目度が高まる今こそ、アスリートの雇用を真剣に考えてみましょう。