Windows10を触って感じた5つの特徴

2015年中に発売されると言われるWindows10。2014年9月末にその存在が発表され、翌10月からテクニカルプレビュー版が利用出来るようになりました。正式発表までまだ時間があるので、少しだけ触ってみて、気づいた特徴を5つまとめてみました。

目次

Windows10とは

Windows10とはWindows8.1の後継OSです、Vista以降、7,8と数字を重ねてきましたが、今回は9を超えて一気に10になったことが話題となりました。Windows10ではタブレットもスマホ(WindowsPhone)も、PCも全て同じOSで動かすそうです。

テクニカルプレビュー版とは

今回触ったのはテクニカルプレビュー版ですが、テクニカルプレビュー版とはメーカーが正式発表前に開発データの収集やバグ出しの為に、無償で提供するプログラムです。またプログラム開発者向けに次期プラットフォームで動作するプログラムの準備をしてもらう為にも提供しているとも言われています。テクニカルプレビュー版はバグや脆弱性が残されている可能性が高いので、無償とはいえ、誰でも気軽に手を出せるものではありませんのでご注意下さい。

Windows10の5つの特徴

1)スタートメニューが復活した!

Windows8で一番不評だった事はスタートメニューが無くなったことでしたが、わずか一世代で復活することになりました。Windows8で特徴的だったスタート画面のタイル表示はスタートメニューに組み込まれた形となっています。スタートメニューのタイルは無くすことが出来ます。

Microsoft-Windows-10-Start-menu-517247

photo by express.co.uk

2)検索ボタンがタスクバーに追加

Windows8では右からスワイプしないと現れなかった検索ボタンがタスクバーに表示できるようになりました。これによりWebやPC内部の統合検索がよりしやすくなりました。地味な改良ですがこれは使いやすいです。

windows-10-start-menu-taskview-search-button-taskbar

photo by extreametech.com

3)タスクビューの追加

開いているウィンドウを一覧で表示するタスクビュー機能を追加。これまMacのミッションコントロールみたいな表示です。タスクビューボタンもタスクバー上に表示されており、使いやすいインターフェースとなっています。※上図のサーチボタンの隣にあるアイコンがタスクビューボタンです。

Windows 10 Task view

photo by small business computing

4)仮想デスクトップ機能の追加

タスクビューの画面で、仮想デスクトップの追加が出来ます。タスクごとにどのデスクトップに表示するかを決められるので、ウィンドウが複数上がって作業しにくい時は、空の仮想デスクトップを作って、そこで作業をすることも出来ます。これもMacっぽい。3)のタスクビューの画面で上の方に表示されているのがタスクビューで、下の方に表示されているのが仮想デスクトップです。

5)Windowsストアアプリのマルチウィンドウ化対応

これはまだその便利さがよくわかっていないけど、これまでフルスクリーンが基本だったストアアプリがマルチウィンドウ化出来るようになった機能です。ストアアプリってあまり使わないのであまり嬉しく無いですが、きっとアプリが充実すれば便利なはず!(ってWin8が出た頃からずっとアプリが充実すればって言われている気がする)。

ということで、全体的にWindows8に比べて洗練された印象を受けました。Windows7にWindows8のエッセンスを加え、ちょっとMacの便利機能も取り込んじゃった、的な感じでした。

Windows8の時もテクニカルプレビュー版と実際の製品版ではイメージが大きく変わって発売されましたので、Windows10もこのまま発売されるとは思いませんが、今から楽しみですね!

2015/7/31追記
Windows10が遂にリリースされ、僕のPCもアップデートしました。ファーストインプレッションと新ブラウザ「edge」の性能測定について記事を書いたので、こちらもご覧下さい!

期待の新ブラウザedgeは速かった!