有資格者を批判する人の心境について考えてみた

僕は中小企業診断士という資格を保有していますが、心ない事を言われたことがあります。それは「診断士なんて、IT系の仕事には関係ないから」というものです。

僕は社内SEなので、IT力は日々の業務で鍛えられます。一方で年齢を重ねるごとに増えてくる社内の調整業務や事業部門の人達からの要望を聞き出したり、アドバイスをするといった業務に対しては日々の経験だけではとても網羅できるものではありません。ITだけでなく経営に関する様々な知識が求められる機会が増えるだろうと自分の置かれている状況から将来必要となるスキルを計算した上で取得したわけですが、そんな意図は全く理解されなかったみたいです。

私は幸い、今のところ批判されることは無いですが、中には資格を持っていることで上司からの風当たりが強くて職場で居心地の悪い思いをしている人がいるかもしれません。有資格者を批判する人っての心境って何でしょうか。

目次

1.資格保有者を妬んでいる

これは結構多いようですね。このような人の前では資格の話をせずにさらっとかわすのが一番です。

2.資格だけでは仕事が出来ないと思い込んでいる

これはそう思われてしまう人の方にも多少は責任があるのかもしれません。有資格者に期待するレベルに達していないと思われているのかもしれません。資格取得で満足せずに継続して努力が必要です。資格で勉強したことをさりげなく業務でアピールすると「さすが有資格者」と思ってもらえるかも、ですね。

3.勉強している暇があれば、もっと仕事をやれと思っている

これは勘違い甚だしいですね。仕事で必要なことは全て仕事で学べると思っている人によくある思い込みです。仕事だけで学べることは限りがあります。仕事だけで学ぼうとするとありとあらゆることを経験しないといけませんが、そのような人は多くありません。自分が経験していない業務や業界についての知識を付けるには勉強するしかありません。このような人に対しては仕事で成果を見せて納得させるしか無いでしょう。

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有資格者はその力を認められた人なので、責任もあります。心ない批判にさらされることもありますが、資格取得の際に身につけた知識、資格取得後に身につけた経験を仕事にどんどん活かすことで批判の声を封じ込められるようにしたいですね。